LocationMindが提供する人流データがRESASに採用
位置情報 AI ベンチャー企業のLocationMind株式会社(東京都千代田区、代表取締役CEO:桐谷直毅)が、その提供する人流データ「LocationMind xPop」が経済産業省の「地域経済分析システム(RESAS)」に採用されたことを発表しました。本日から「マーケティングマップ」と「観光マップ」において、具体的な活用が開始されています。
このシステムは、全国の地域を125メートルまたは250メートルのメッシュに区分し、それぞれのエリアでの「滞留」及び「通過」人数を詳しく把握します。特に、この人流データはLocationMindの高度な分析処理に基づいており、精度の高いデータ提供が可能です。
RESAS(地域経済分析システム)とは
RESASは、地域の経済、人口、観光データを一元的に提供するシステムで、地方自治体や中小企業の施策や戦略立案に役立つ情報を提供します。今回は、LocationMindの人流データがこの重要なデータベースに組み込まれることにより、さらなる情報の質を向上させることが期待されています。
人流データの詳細と活用方法
人流データは大きく分けて、滞留データと通過データに分類されます。滞留データは指定エリアに15分以上滞留した場合にカウントされ、通過データは滞留せずにエリアを通過した場合に記録されます。
このデータを利用することで、例えば滞留者や通過者が多いエリアを特定し、ビジネス展開に適したエリアを見つけることができます。さらに、通過者が多く滞留者が少ないエリアは、地域の魅力を向上させる施策を考案する材料ともなります。
地域特性を生かしたビジネス戦略
LocationMind社は、エリアごとの消費者特性を詳細に把握できるデータの提供を通じて、地域のビジネス活動を活性化させることに寄与したいと考えています。
- - 滞留者と通過者の特性理解: 滞留者と通過者の年齢や性別の違いを把握し、それに基づいた商品ラインナップや広告戦略を展開することが可能です。
- - 来訪者の行動分析: 地域に多く訪れる層を分析することで、日常的な消費需要を見越したプロモーション戦略を導入することができます。
より迅速な意思決定と施策の効果向上
これまで、消費者特性の把握には市場調査に時間とコストが必要でした。しかし、LocationMind xPopのデータをRESAS内の他のデータと統合することで、迅速かつ多面的に現状を分析できるようになります。この革新により、地方自治体や企業はより効果的な意思決定を行うことができるでしょう。
セキュリティとデータ保護に関する配慮
RESASシステムを通して提供されるデータのダウンロードはセキュリティの観点から制約がありますが、特定の集計要件についてはユーザー毎に応じたカスタマイズにも対応しています。本サービスは日々進化しており、利用者のニーズに応えるべく開発が続けられています。
LocationMindの人流データがもたらす新しい可能性は、地域における経済活性化やビジネス戦略において、重要な役割を果たすことが期待されています。
サービスに関する問い合わせ
LocationMind株式会社 Sales / Marketing Division
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