「北前船」観光船建造プロジェクト始動！備前市がふるさと納税で支援募る

備前市が「北前船」観光船建造プロジェクト始動！ふるさと納税で支援募る

岡山県備前市は、国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」と連携し、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング「ガバメントクラウドファンディング®」で、「北前船」をモチーフにした観光船建造の費用を募るプロジェクトを開始しました。

備前市は、旧閑谷学校、備前焼、北前船寄港地と3つの日本遺産を有する歴史と文化の街ですが、知名度が低い状況が続いていました。2025年に開催される大阪・関西万博を控え、瀬戸内海沿岸地域では観光需要の高まりが予想される中、備前市は新たな観光施策として、日本遺産に認定された「北前船」をテーマにした観光船の建造を決断しました。

今回のプロジェクトでは、岡山県出身の工業デザイナー・水戸岡鋭治氏が外装、内装、設備設計を担当。完成後の2025年には、観光船の運航を開始し、寄港地ルートを再現した歴史ツアーなどを企画しています。

備前市は、この観光船が市の観光シンボルとなり、観光客の増加と地域活性化に繋がることを期待しています。ふるさと納税を通じて、備前市や「北前船」の魅力を全国に発信し、多くの人に知ってもらうことを目指しています。

「ガバメントクラウドファンディング®」で地域課題解決

「ガバメントクラウドファンディング®」は、自治体が地域課題の解決策を具体的に示し、寄付金を募る仕組みです。寄付者は、自分の意思で支援したいプロジェクトを選び、地域課題解決に貢献することができます。

備前市のプロジェクトでは、目標金額100万円を、2024年6月28日から9月25日まで募集中です。寄付金は、観光船の建造費用に活用されます。

備前市の魅力を発信

備前市は、歴史と文化、自然と食の豊かな街です。世界最古の庶民のための公立学校である旧閑谷学校、800年の歴史を持つ備前焼、北前船寄港地など、魅力的な観光資源があります。また、美しい瀬戸内海の景色や、新鮮な海の幸も楽しめます。

今回の観光船建造プロジェクトを通じて、備前市はさらなる魅力を発信し、多くの人に訪れてもらえる街を目指しています。