革新的な技術でペットの健康を支えるアニマルブライトの挑戦

アニマルブライトの誕生とその役割

2022年2月、千葉市にて設立された株式会社アニマルブライトは、QST（量子科学研究開発機構）の研究者たちを母体に持つ新しいベンチャー企業です。この会社の理念は『科学技術で世界中の人とペットを幸せにする』ことであり、ペットの健康維持や診断治療の向上に寄与することを目指しています。

QST認定ベンチャーの位置づけ

アニマルブライトは、QSTが推進する新しい技術の普及・実用化を通じて、社会全体に貢献する企業として認められました。QSTの支援を受け、さまざまな独自の技術を活用したサービスの提供が期待されています。特に、基礎生物学と人の医療技術を伴侶動物に応用するという新たなアプローチは、多くの動物愛好家から注目されています。

新規線虫走化性試験法（PASS法）とは

アニマルブライトが特に注目している技術の一つが新規線虫走化性試験法、通称PASS法です。これは、線虫ががん患者の尿に引き寄せられ、健常者の尿からは逃げるという性質を利用しています。この技術は、QSTの持つ特許技術にも基づいており、従来の化学物質の走化性試験と同等の精度を維持しつつ、試験作業の効率化を図ることができるものです。

N-NOSEとの連携

アニマルブライトの技術の一部には、（株）HIROTSUバイオサイエンスと連携したがん検査サービス『N-NOSE®』が含まれています。このサービスは、人だけでなく、伴侶動物にとってもがんの早期発見を可能にする新しい方法です。アニマルブライトは、N-NOSEの技術を用いて、安価かつ迅速に伴侶動物のがん検査を提供できるとしています。