ビジネス書の新たな名作が決定
2023年2月13日、グロービス経営大学院(東京都千代田区)と株式会社フライヤー(同区)は、読者が選ぶビジネス書グランプリ2025の受賞作品を発表しました。これは、ビジネスに役立つ最新の書籍を選出し、表彰するために設立されたアワードであり、今年で10回目を迎えました。
受賞作品の概要
今回の「ビジネス書グランプリ2025」では、総勢152冊の書籍がエントリーされました。これは、50社の出版社からの応募に加え、フライヤーやグロービス経営大学院から推薦された書籍を含む、過去最多数です。一般読者からのウェブ投票により、総合グランプリや6つの部門賞が決定しました。
総合グランプリと各部門賞
総合グランプリには、心理学を基盤にしたマネジメント手法を紹介する書籍、『部下をもったらいちばん最初に読む本』(橋本拓也著/アチーブメント出版)が選ばれました。この本は、マネジメント部門賞も受賞しています。
他の部門賞としては、次の作品が選ばれました:
- - イノベーション部門賞: 『イシューからはじめよ[改訂版]』(安宅和人著/英治出版)
- - 経済・マネー部門賞: 『となりの億万長者が17時になったらやっていること』(嶋村吉洋著/PHP研究所)
- - 自己啓発部門賞: 『あっという間に人は死ぬから』(佐藤舞著(サトマイ)/KADOKAWA)
- - リベラルアーツ部門賞: 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆著/集英社)
- - ビジネス実務部門賞: 『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』(今井孝著/すばる舎)
加えて、10周年を祝う特別賞として、『学びを結果に変えるアウトプット大全』(樺沢紫苑著/サンクチュアリ出版)や、『チームレジリエンス』(池田めぐみ、安斎勇樹著/日本能率協会マネジメントセンター)が選出されました。
店頭フェアの開催
受賞作品の発表に合わせ、2月14日から全国1,300店舗で受賞作品を特集したフェアが行われます。ジュンク堂書店池袋本店や紀伊國屋書店梅田本店などで開催されるこのイベントでは、受賞作を手に取って見ることができます。
ただし、一部の店舗では実施していない場合もあるため、詳細は各店舗に確認することをお勧めします。
特別セミナーの実施
グロービス経営大学院では、受賞作品の著者をスピーカーとして招いた特別セミナーを3月17日から実施します。以下がセミナーの概要です:
- - 第1回: 『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』
日時: 3月17日(月)19:30~20:40
登壇者: 今井孝
モデレーター: 米良克美
- - 第2回: 『学びを結果に変える アウトプット大全』
日時: 4月9日(水)19:30~20:40
登壇者: 樺沢紫苑
モデレーター: 許勢仁美
日時: 5月9日(金)19:30~20:40
登壇者: 池田めぐみ、安斎勇樹
モデレーター: 林恭子
これらのセミナーはオンラインで開催され、参加は無料です。興味のある方は、ぜひご参加ください。
ビジネス書に対する高まる関心
グロービス経営大学院経営研究科の君島朋子研究科長は、「今年の投票数は過去最高で、ビジネス書への関心が高まっていることを実感しています」とのコメントを寄せました。リスキリングの需要や、キャリアの持続的成長のためには、学び続ける姿勢がますます求められています。
本グランプリを通じて、ビジネスパーソンにとっての学びの機会を提供できることを願っています。
まとめ
特に新しい知識やスキルの取得が求められる現代において、今回の受賞作品や特別セミナーは、ビジネスパーソンにとって貴重なリソースとなるでしょう。グロービス経営大学院とフライヤーの取り組みを通じて、さらなる成長とひらめきを得ていってほしいと思います。