レゾネッツ・エアフォルクがAuro-3Dを採用した新製品RSX-1010を発表
レゾネッツ・エアフォルク株式会社が、最新の音響技術であるAuro-3D®を自社のハードウェア製品に組み込むことを発表しました。この新技術により、クリエーターは市場で最も自然なイマーシブサウンドを制作できるようになり、リスナーはその音に包まれる感覚を体験することができます。
新製品RSX-1010は、Auro-Cx符号化技術とストリーミング技術を搭載しており、日本初のIPベースの通信ネットワーク「ひかり電話」に対応したプロオーディオソリューションを提供します。このRSX-1010は、オーディオデータをレシーバーユニットへパケット形式で送信し、受信側がそのデータを復元します。これにより、WAN(ワイドエリアネットワーク)やLAN(ローカルエリアネットワーク)を通じてリアルタイムでオーディオのエンコードとデコードが行えます。結果として、Auro-3Dのハイレゾ音源が国際的なライブ配信で安定して伝送可能になります。
Auro TechnologiesのCEO、Wilfried Van Baelen氏は、「レゾネッツ・エアフォルクとのコラボレーションはAuro Technologiesにとって素晴らしい機会です。このパートナーシップにより、ハイエンドオーディオ伝送やプロオーディオ専用のエンコーダー・デコーダーといった新しい革新が実現します」と期待を寄せています。
一方で、レゾネッツ・エアフォルクのCEOである丹下昌彦氏は、「Auro Technologiesとの提携とAuro-3Dの統合は、プロオーディオ及び放送向けソリューションにとってエキサイティングな展望です。Auro-3Dは高品質のオーディオを少ない帯域幅で伝送することができ、両社の技術を融合させることでコンテンツ制作と伝送のアプリケーションを新たな次元へと引き上げます」と述べています。
Auro-3Dは「エンド・ツー・エンド」ソリューションを提供しており、クリエーターはより効率的に音をコンシューマーに届けられる体制が整います。特にイマーシブサウンドという新たな音の扉を開くことに貢献し、リスナーにあたかもその場にいるかのような体験をもたらしています。これは音の反射を再現することで可能になり、日常生活での音を忠実に再現することができるのです。
Auro Technologiesは、音楽と映画のオーディオ改革において世界的に認められた企業であり、イマーシブサウンドという概念を打ち出しました。この技術は、150年にわたる録音再生技術の進化の中で生まれたものであり、音楽、映画、ゲームなど様々な分野で新たな感情の高まりを経験させてくれるものです。Auro-3D®技術は、放送やデジタルシネマ、ホームシネマといった領域でのサウンド制作を容易にし、比類ない体験をもたらします。
また、レゾネッツ・エアフォルクには2001年に京都で設立されたAIRFOLC Inc.があり、ここでは音楽及びコンピュータビジネスに特化したハードウェアとソフトウェアサービスが展開されています。近年ではメディア伝送市場において、音声データの高信頼性のリアルタイム伝送に関する複数の国際特許を有し、イノベーションを続けています。
Auro-3Dに関する詳しい情報は、
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