テイクアウト応援隊
2020-05-01 13:02:03
日本テイクアウト応援隊が地域飲食店を無償支援する新たな挑戦
日本テイクアウト応援隊が地域飲食店を無償支援する新たな挑戦
近年、新型コロナウイルスの影響で多くの飲食店が厳しい状況に追い込まれています。これを受け、福井県鯖江市を拠点にする日本テイクアウト応援隊が立ち上げたプロジェクトが注目を集めています。彼らは地域の飲食店のテイクアウト情報を掲載したポータルサイトを無償で提供し、全国各地の地方自治体と連携を図る活動を開始しました。
サービスの背景と目的
この取り組みは、外出自粛の影響によりテイクアウト需要が高まる中で、地域飲食店を支援し、地元経済を活性化させることを目的としています。新型コロナウイルスによる感染リスクを軽減しつつ、食を提供するお店を守り、地域社会全体が元気になるよう手助けしたいという思いが背景にあります。
発起人の山岸充氏が住む福井県鯖江市でも、事業継続が難しいという飲食店の声が増えていました。そのため、地域のテイクアウト情報を整理したサイトを作成し、飲食店を支援する道筋を模索しました。
プロジェクトの進捗
プロジェクトが立ち上がってからわずか5日後、鯖江市バージョンのポータルサイト「TAKE OUT さばえ」が開設されました。オープン時の約30店舗の情報が掲載され、瞬く間に地元メディアやSNSを通じて拡散されました。その結果、初週のサイトへのアクセス数はなんと10,000回を超え、全国的なテイクアウト情報に対する関心の高まりを示しています。
実際に、プロジェクト開始からおよそ1ヵ月後には、全国で34地域版がオープンしました。このサービスが無償で提供されることで、各地域の自治体や有志が自主的に地域の情報を集め、情報の蓄積と発信が促進されています。
サイトの特徴と運営
日本テイクアウト応援隊が推進するサイトは、全国を対象にした大規模な情報提供ではなく、地域に密着したローカル版が特徴です。これにより、地域のニーズに応じた情報を短期間で集めることができ、地域住民や飲食店が協力しやすい環境が整備されています。
他の地域が同様の取り組みを行いたい場合は、同隊に連絡することで、地域版のサイトを手に入れることが可能です。サイト運営やデータ管理に必要な専門知識もなく、サーバーやドメインも無料提供され、2021年3月までは全てのサービスが無償で利用できます。これにより、各地の飲食店を支えるための基盤が整いつつあります。
今後の展望
今後は、各地域版の整備を進めつつ、全国の飲食店情報を総括する「TAKE OUT にっぽん」のリリースも予定しています。このプラットフォームは、コロナ収束後も地元飲食店を支え続ける役割を持つことが期待されています。各地域の運営チームが情報を更新し続けられる体制を整えることで、地域経済の活性化に寄与することを目指しています。
このように、日本テイクアウト応援隊の取り組みは、地域飲食店への支援だけでなく、地域社会の連携を深める重要なプロジェクトとして今後も注目されるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社わどう
- 住所
- 福井県鯖江市日の出町7-42
- 電話番号
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