障がい者支援が生むアパレルの新しさ
2025年3月21日と22日、東京都青山で開催されるANNOUNの「2025 SPRING COLLECTION」展示会では、障がいを持つ方々とデザイナーのコラボレーションによって生まれた新しいアパレルアイテムが一堂に会します。この取組みは、単に製品を販売するだけでなく、障がい者の社会参画を推進するという大きな目的を持っています。
ANNOUNブランドとその理念
ANNOUNは、障がいを持つ方々が描くアートを基にしたプロダクトを展開するブランドです。クオリティー株式会社の代表・澤本義一が手がけ、その主な目的は、障がい者の社会参加を直接支援することにあります。彼らが表現した絵画を通じて、デザイナーが新しいデザインを加えることで、アートとファッションが結びついた製品が誕生します。
展示会では、Tシャツ、スウェットシャツ、フーディー、トートバッグなど、約100点の作品が紹介されます。すべてのアイテムは、個性豊かなデザインが施されており、価格はTシャツが¥6,380から、フーディーが¥8,580からとなっています。特に、アートを取り入れたインテリア商品や小物も販売され、様々なニーズに応えています。
アトリエ・アンノウンとは?
「アトリエ・アンノウン」は、日本初のアート・デザイン・支援が融合した就労継続支援B型事業所として、障がい者がANNOUNの専任アーティストとして活動するための場です。5年前に設立され、現在では4つの事業所を運営しています。この取り組みは、障がい者が「好きなこと」を仕事にできる環境を提供し、彼らの潜在能力を最大限に引き出すことを目指しています。
このように、任務は単に製品を生産することにとどまらず、アーティスト一人ひとりが持つ個性や才能を社会に広め、しっかりとした職場環境を整備することにも重点が置かれています。ここで得られた収益は、アーティスト自身に還元される仕組みが整えられています。
展示会の詳細情報
新作コレクションは、3月21日の11:00から19:00、22日の10:00から18:00にかけて、LIGHT BOX SATELLITE 青山で開催されます。無料で入場可能であり、誰でも気軽に訪れることができる良い機会です。会場は東京都港区南青山に位置しており、アートとファッションの新しい形を間近で体験できるチャンスです。
なお、駐車場はないため、来場を希望する方は公共交通機関の利用を推奨します。展示会に関する問い合わせは、info@announ.jpまでお気軽にご連絡ください。
結論
ANNOUNが展開する新たな春コレクションは、障がい者のアートとデザインの融合を通じて、社会への新たな貢献を目指しています。これまでにない新しい形のアパレルブランドが、どのようにして障がい者の自立を支援し、彼らと共に創り上げることができるのか、ぜひその目で確かめていただきたいと思います。