フォーサイト、AI技術導入で業務効率が劇的に改善

フォーサイトの業務効率化におけるAI技術の導入

資格取得の通信講座を提供している株式会社フォーサイトは、AI技術の導入を通じて、業務の効率化に成功しました。今回、メディアリンク株式会社が提供するAIメール自動生成・返信システム「AItoMail」を導入したことで、問い合わせ対応の面で大きな改善を見せています。

AItoMail導入の背景

フォーサイトは1993年に設立され、長年にわたって教育事業に従事してきました。特に、資格取得を目指す人たちの学習を支援するための通信講座を中心に、個人向けから法人向けまでさまざまな講座や研修を展開しています。しかし、従来は6人体制で行っていた問い合わせ対応業務が、最近の人員削減により1人体制に移行することになりました。このため、特にメールでの問い合わせ対応における負担が増大していました。

導入されたAItoMailの効果

「AItoMail」の導入により、フォーサイトは問い合わせ対応にかかる時間を50%から55%削減することに成功しました。これにより、1人でも業務を円滑に進める環境が整ったのです。導入初期には回答精度が50%程度でしたが、その後、毎月約10%ずつ改善され続けており、今では質の高い回答が可能になりました。この進捗は、ナレッジデータを継続的に更新し、回答の評価を行うことで実現されています。

今後の展望と他用途への展開

今後、フォーサイトは正答率85%以上を達成することを目指しており、完全自動返信の実現を考えています。また、講師陣が行っている問い合わせ対応業務や他の拠点での活用も視野に入れています。さらに、毎月約300件の電話対応についても、メディアリンクのボイスボット「AItoVoice」を活用することで自動化を検討しています。これによりナレッジデータの共有を行い、コスト削減も期待されています。

AItoのサービスについて

メディアリンクが提供する「AIto」は、カスタマーサポート業務をAI化し、問い合わせ対応の自動化を推進するサービスです。このサービスは、チャット、電話、メール、Webページなどのマルチチャネルでの対応が可能です。具体的には、AI型チャットボット「AItoChat」、AI型ボイスボット「AItoVoice」、AI型メール自動返信システム「AItoMail」、AI型FAQ検索システム「AItoFAQ」があります。

AItoは単なる自動応答ツールではなく、カスタマーサポートの一員として、業務をサポートする存在です。自律型AIとして、あらゆる問い合わせ業務の自動化を実現し、企業の生産性向上に寄与しています。