スタートアップの課題を解決する「CxO-Pass」
アクシスコンサルティング株式会社が提供する「CxO-Pass」は、経営人材不足に悩むスタートアップを支援する新たな仕組みです。「あらゆる課題は、人で解決する。」という理念のもと、このサービスは急速に注目を集めています。このたび、登録者数が500名を突破し、登録者の増加に伴い、マッチング機能の活用も進んでいます。
背景:スタートアップと人材確保の課題
日本は現在、人口減少社会に突入し、スタートアップが経済成長の切り札と期待されています。政府の支援により資金調達環境が改善される中、スタートアップがさらなる成長を遂げるには、戦略的に経営を支える人材の確保が不可欠です。特にCxO(最高責任者)レベルの人材は、企業の成長においてその存在が大きな影響をもたらします。「CxO-Pass」はこれまでにない形でこの問題にアプローチしています。
「CxO-Pass」の特徴と利点
「CxO-Pass」は、コンサルタントがスタートアップの最高責任者に挑戦できるマッチングプラットフォームです。具体的には、以下のような特徴があります。
- - 柔軟な働き方:現職に留まりながら、副業や業務委託としてスタートアップに関わることができるため、フルタイム転職に依存せずに新たなキャリアを築けます。
- - 即戦力を提供:スタートアップは、業務委託や副業で専門領域に強い人材を迎え入れることで、採用リスクを軽減しつつ事業を加速できます。
このような仕組みが、短期間での登録者の増加を実現しています。
現状の登録者状況
今のところ、「CxO-Pass」には523名が登録し、そのうち206名が企業とコンタクトを持ち、208名が面談調整中です。副業を通じて理解を深めた結果、正式な転職が実現するケースも増えてきています。また、現在50件のスタートアップからの案件が寄せられており、活発なマッチングが展開されています。
多様な登録者の背景
「CxO-Pass」の登録者の大半は30代・40代のキャリアを持つ人々で、全体の約70%を占めており、豊富な経験を持ちながら新たな挑戦をする意欲が感じられます。約26%はCxOや役員としての経験を持ち、将来のCxOを目指す意欲的な人材も数多く参加しています。
利用者の声
利用者からはポジティブなフィードバックが寄せられています。20代後半のITコンサルタントは、「CxO-Passを通じて副業としてスタートアップに関わる中で、起業への夢が具体化した」と語ります。40代の製造業バックグラウンドを持つユーザーも、事業成長の可能性を感じ、「副業を通じて新たなキャリアの選択肢が増えた」と述べています。
企業側の期待
「CxO-Pass」を利用している企業からも、高評価を得ています。例えば、株式会社CoPaletteの代表は、「事業推進に強いビジネス人材と出会えたことが大きな成果」と述べ、新しいネットワークの構築ができたと評価しています。カサナレ株式会社のCEOも、「通常の採用では得られないハイクラスな人材とスムーズに接点を持てる点が魅力」と語り、CXO-Passの活用法に満足しています。
今後の展望
アクシスコンサルティングは、2027年9月までに「CxO-Pass」の登録者数を5,600名に増やす目標を設定しています。今後は副業からフルタイムまで、スタートアップの成長を支援する人材の供給に力を入れていくとしています。コーポレートの理念に基づき、経営人材の流動性を高め、日本全体の経済競争力を向上させることを目指しています。
アクシスコンサルティングについて
2002年に設立されたアクシスコンサルティングは、「人が活きる、人を活かす。」を企業理念に、各種人材サービスを展開しています。あらゆる組織に対し、柔軟な働き方や自律的なキャリア形成を提案しています。