アサヒグループ本社ビルがCASBEE認証の最高ランクを取得
アサヒグループホールディングス株式会社が所有するアサヒグループ本社ビルが、建築物の環境性能を評価する「CASBEE不動産評価認証」において、最高ランクのSランクを取得しました。この認証は、建物が環境に対する配慮をどれだけ実施しているかを総合的に評価するもので、今回の取得はアサヒグループの持続可能な取り組みの成果を証明するものです。
建物の概要
アサヒグループ本社ビルは、東京都墨田区吾妻橋一丁目23に位置し、地下2階、地上22階の構造です。総延床面積は40,657.76㎡で、評価対象となった3棟(オフィス棟、ホール棟、アネックス棟)を合算した面積となります。このビルは1989年に創業100周年を記念して竣工されました。
継続的な環境取り組み
アサヒグループ本社ビルでは、安全面の強化やエネルギー効率の向上、節水対策に向けた改修が定期的に行われており、これらの継続的な取り組みが今回の高い評価に結びつきました。特に、LED照明や照度センサーの導入による省エネルギー性能は大きく寄与しています。
さらに、廃棄物の分別やリサイクルの実施にも積極的に取り組んでおり、ビル内での環境改善が推進されています。非常用発電機や衛星電話の設置など、ビルの安全性を高める工夫も評価されています。
節水に関しては、新しい衛生器具が導入され、ビル内での注意喚起を通じて利用者の意識改善にも努めています。これらの活動を通じて、アサヒグループは環境負荷の低減を図っています。
今後の展望
アサヒグループは今後も定期的な改修や省エネ施策を続けていくことで、持続可能な建築物としての評価を高めていくことを計画しています。このアプローチは、企業の社会的責任を果たすだけでなく、社員や利用者にとっても快適で安全な環境を提供することにつながります。
アサヒグループ本社ビルのCASBEE認証取得は、環境や安全に配慮した建物としての模範的な存在となることを目指し、今後の新たな挑戦においても重要な一歩となるでしょう。