スキマスイッチのカーボンニュートラル公演に向けた取り組み
音楽ユニット「スキマスイッチ」が2024年12月3日に岐阜県恵那市で開催予定の公演は、なんと100%カーボンニュートラルで行われます。これを実現するために、再生可能エネルギーの活用やカーボンオフセットを行い、環境に優しいイベントを目指しています。
取り組みの詳細
再エネの供給について
公演会場には、恵那電力が提供する再生可能エネルギー由来の電力が使用されます。この電力は、主に太陽光発電や水力発電から得たもので、CO2フリーの特徴を持っています。公演が夕方から始まるため、日中に発電した電力は、大容量の蓄電池に蓄えられ、公演の際に使用される仕組みです。
カーボンオフセットの実施
公演に関わる全てのCO2排出量も計算されており、その約30トンの温室効果ガスは、恵那電力が保有するJ-クレジットを通じて相殺されます。このライフサイクルアセスメントという手法を用いて、企画立案から撤収までのエネルギー使用の全過程を評価します。
日本ガイシとオフィスオーガスタの貢献
このプロジェクトは、日本ガイシとオフィスオーガスタが共同で取り組んでいます。日本ガイシはカーボンニュートラルを重視し、地域新電力会社の設立などを進めています。一方、オフィスオーガスタは、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を実践し、国内エンターテインメント業界においてカーボンニュートラルなイベントを実現する先駆者となることを目指しています。
スキマスイッチのコメント
スキマスイッチのメンバー、大橋卓弥さんと常田真太郎さんは、環境への配慮はライブ開催において重要なミッションであると語っています。イベントでは、クリエイティビティを保ちながら、環境負荷を最小限に抑えることが求められます。今回の公演では、日本ガイシの支援を受けて再生可能エネルギーを用い、カーボンオフセットも行うことで、完全に環境に配慮したライブを実現することができました。この取り組みは、エンターテインメント業界全体にとって重要なステップだと考え、自身のライブを通じて環境問題を身近に感じてもらえたら嬉しいと話しています。
音楽ユニット「スキマスイッチ」について
スキマスイッチは2003年にデビューし、ヒット曲の「奏(かなで)」や「全力少年」を持つ人気ユニットです。2023年にはデビュー20周年を迎え、ベストアルバムやトリビュートアルバムをリリースし、愛知県で初の主催野外フェスも大成功を収めました。これからも持続可能な活動を通じて、地域活性化にも貢献していく意欲を見せています。
まとめ
今回のスキマスイッチの公演は、音楽だけでなく、環境に対する意識を高める重要な機会でもあります。再生可能エネルギーの導入やカーボンオフセットを通じて、会場を訪れる観客にも環境問題への理解が促進されることを期待しています。これからのエンターテインメント業界での持続可能な取り組みが広がることを願っています。