建設業界で男性育休が進化!邁進エンジニアリングの新たな挑戦
10月19日は「イクメンの日」。この日、株式会社邁進エンジニアリングは初めて男性育児休業(男性育休)取得者を輩出したことを発表しました。建設業という伝統的に男性優位な業界において、育児休暇の取得はまだまだ一般的ではありませんが、邁進エンジニアリングはこの壁を打破しようとしています。
イクメンの日の意義
「イクメンの日」は、育児休暇を推進するために、10月19日という日付が「とう(10)さん」「い(1)く(9)じ」という言葉にちなんで制定されました。この日を契機に、多くの企業や団体が男性育休の推進活動を行っています。
建設業の育休取得率
邁進エンジニアリングが属する建設業では、育休取得率が非常に低い現実があります。令和4年度の全国平均の育休取得率は41.2%でしたが、建設業は34.4%というデータが明らかになっています。この状況を変えるためにも、邁進エンジニアリングのような企業の取り組みは重要です。
今年度の愛媛県の男性育休取得率は28.5%に達しましたが、この数字は建設業においては依然として課題が残っています。これからの企業にとって、働きやすい職場環境を整えることが必要不可欠です。
邁進エンジニアリングの取り組み
邁進エンジニアリングでは、男性育休の導入が社員からの要望を受けて実現しました。伝統的な男性社会である中でも、育休の必要性を認識してもらうため、現場の管理者からの説明を通じて全社的に育休の取得ムードを形成しました。特に、取得期間を産後の1か月と設定し、業務の引き継ぎや復帰後のサポートについても入念に話し合いました。
実際に男性育休を取得した社員は、まず妻からの要望がきっかけだったと言います。「職場の皆さんも前向きに支えてくれ、子どもとの時間を持てたことが大変貴重でした」とコメントされています。
社長のビジョン
邁進エンジニアリングの真鍋豪輝社長は、建設業で男性が多い職場環境の中で、社員が家庭を持つ喜びを感じることが大切だと考えています。「男性社員が育休を取得することは、人生の充実に繋がる重要な一歩です」と述べています。
ダイバーシティの推進
邁進エンジニアリングは、将来的に「売上高100億円企業」を目指しており、ダイバーシティの推進や人材の確保に力を入れています。特に外国人人材の採用についても具体的な取り組みを進めており、ベトナムの大学との契約を結び、新たなインターン募集や新卒採用を行っています。これにより、より多様な人材と共に働く環境を作り出すことが期待されています。
邁進エンジニアリングが目指すのは、固定観念に囚われない、誰もが働きやすい環境を作ること。今後も男性育休を管轄する姿勢を崩さず、さらなる進化を遂げていくことが期待されます。今日の取り組みが、今後の建設業界全体に良い影響を吹き込むことに期待が寄せられています。