うつほの杜学園小学校でのユニークな授業
和歌山県田辺市に位置するうつほの杜学園小学校では、子どもたちが“やってみる”活動を通じて、生命のつながりを実感する特別な授業が計画されています。今回は、アドベンチャーワールドとの協力のもと、モルモットが幸せに暮らすためのおうちを考える探究的な授業が行われます。
この授業は名も『モルモットがしあわせに暮らせるおうちづくり』。うつほの杜学園では、独自の教育プログラムとして複数の教科を横断する「探究」という科目が設けられており、子どもたちは自ら考え、実際に体験することで学びを深めています。この取り組みは、既に同校とアドベンチャーワールドとの連携協定に基づくものであり、これまでも共に学びの機会を提供してきました。
授業の流れ
授業は2025年7月9日に行われ、午後1時55分から午後3時30分までの予定です。子どもたちはモルモットと触れ合いながら、どのような「おうち」がモルモットにとって最適かを考える時間を持ちます。事前にオンラインでアドベンチャーワールドから紹介されるモルモットの住環境や好みについての情報が子どもたちに共有され、アイデアを膨らませていきます。授業当日には飼育スタッフが学校に訪れ、実際のモルモットを観察しながら、子どもたちが制作したおうちの中でモルモットがどのように行動するかを見守ります。
授業の中では、モルモットの飼育スタッフによる自己紹介や、飼育体験をもとにした観察が行われます。子どもたちは自分たちがデザインした「おうち」がモルモットにどのような影響を与えるかを考え、協力して改良を行います。これにより、命や生活に関する理解を深め、自己の答えを見つける過程を経験します。
うつほの杜学園小学校について
うつほの杜学園小学校はこの春開校した私立校で、「いっしょに学ぼう、創ろう、冒険しよう」という理念を掲げています。自然に囲まれた環境で、子どもたちは世界や地域、自然とのつながりを意識した探究型のグローカル教育を受けています。さらに、この学校は国際バカロレア機構のPYP候補校にも選出されており、国際基準に基づく教育を提供しています。
アドベンチャーワールドを運営する株式会社アワーズは、この学校の設立理念に賛同し、2024年に連携協定を結びました。これにより、学校とアドベンチャーを融合させた新しい学びの形が生まれています。国際バカロレアの理念を通じて、多文化理解や挑戦に満ちた教育を通じて、未来を担う子どもたちを育成することを目指しています。
このようなユニークな授業を通じて、子どもたちは生命の大切さとそのつながりを感じ、思いやりや理解を深める体験を積むことができます。未来のグローバル人材の育成に向けた柔軟な学びの場、うつほの杜学園小学校。これからのより多くの子どもたちが、命のつながりを学ぶこのような素晴らしい機会を得られることを期待しています。