「ホウカンTOKYO」が資金調達
2021-12-24 10:00:12
訪問看護の未来を描く「ホウカンTOKYO」が1億円の資金調達を実施
訪問看護業界の革新を目指す「ホウカンTOKYO」とは
訪問看護ステーション「ホウカンTOKYO」を展開している「ハノン・ケアシステム」は、最近1億円の資金調達を行い、訪問看護サービスの質の向上を図る新たな取り組みを発表しました。この資金調達を通じて、同社は訪問看護専用の電子カルテ「Hanon」の開発体制の強化や、新たなステーションの開設を目指しています。
自宅での暮らしを支える「ホウカンTOKYO」
「ホウカンTOKYO」は、自宅での療養を希望する人々が「住み慣れた場所で、いつまでも自分らしく」という思いを実現できるサービスを提供しています。また、そこで働く看護師たちも、より充実した環境で生き生きと働くことができる仕組みを整えることを目指しています。これにより、同社は持続可能な在宅医療の提供を実現しようとしています。
離れた業務の効率化
「ホウカンTOKYO」では、看護業務と事務業務を明確に分離し、事務業務をオペレーションセンターに集約・標準化することで、看護師が看護業務に集中できる環境を整えています。この仕組みは、業務の効率化と質の向上を同時に実現することを可能にしています。
オンライン化と地域貢献
また、医療や介護の枠に留まらず、保険制度についての教育カリキュラムや地域での勉強会を進めており、これらをオンライン化しています。毎月300人以上の専門職が参加する「在宅医療研究会オンライン」を開催することで、地域やそこで働く人々に新しい知識やスキルを提供しています。
資金調達の背景
今回資金調達を行った理由は、訪問看護サービスの需要が高まる中で、より多くの人々に質の高い医療を届けるための体制を整えることにあります。特に、団塊の世代が高齢化する今、訪問看護サービスの重要性はますます増しています。日本における地域包括ケアシステムのニーズが高まる中で、ハノン・ケアシステムはその役割を果たすべく、新たな挑戦を続けています。
投資者の期待
今回の資金調達には、みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合など複数の投資家が参加。みずほキャピタルの代表取締役社長、大町祐輔氏は、ハノン・ケアシステムがIT技術と訪問看護サービスの両方に精通していることを評価し、将来への期待を寄せています。
「ホウカンTOKYO」の今後
「ホウカンTOKYO」は現在東京都内で5つの拠点を展開しており、新たに訪問看護ステーションを開設する予定です。これにより、より多くの地域住民に質の高い訪問看護サービスを提供し、在宅療養を選ぶ際の安心感を届けるという目標を持っています。
代表河田浩司のビジョン
ハノン・ケアシステム株式会社の代表取締役である河田浩司氏は、これまでの様々な経験を通じて医療とITの融合を図り、その活動を続けています。地域の医療の進化に向けて、彼のビジョンが実現することが期待されています。
まとめ
今後の「ホウカンTOKYO」の展開には大きな期待が寄せられています。訪問看護をより身近で安心できる選択肢にするため、ハノン・ケアシステムは新たな資金調達を武器に、地域と共に歩み続けることでしょう。
会社情報
- 会社名
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ハノン・ケアシステム株式会社
- 住所
- 東京都杉並区和田3-32-9
- 電話番号
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