社会保険料の負担について考える。
Polimill株式会社は、2025年12月10日から新たにデジタル民主主義プラットフォーム「Surfvote」を活用し、社会保険料に関する意見募集を開始しました。テーマは「社会保険料、『高すぎる』と思う?」で、会社員、公務員、自営業者などの立場による負担の違いについて、多くの人々から意見を集めています。
Surfvoteとは?
Surfvoteは社会のさまざまな問題を「イシュー」として提起し、参加者が意見を表明できる場を提供しています。専門家や地方自治体からの提案をもとに、一般のユーザーも気軽に参加し、社会課題について考えることができます。アカウントを作成することで、自分の意見に最も近い選択肢を選んだり、コメントを投稿して他のユーザーと交流したりすることが可能です。
私たちの目指しているのは、社会の分断を克服し、さまざまな意見を持つ人々が共通の価値観を見つけられる場を作ることです。そのため、継続的にサービス改善に取り組んでいます。
社会保険料の実態
一般的に社会保険料は「みんな同じ」とされていますが、実態はそこまで単純ではありません。会社員や公務員でも、保険料率や扶養の有無、給付の内容によって、実際の負担は大きく異なります。さらに、自営業者やフリーランスにおいては、保障内容や支払う必要がある額が異なり、負担感もより強くなる傾向があります。
会社員と自営業者の違い
例えば、会社員の場合、標準報酬月額に応じて保険料が設定されます。報酬が高くなるほど、保険料率が低くなるため、実質的な負担は減ります。しかし、自営業者は月々の国民年金や国民健康保険が定額であるため、収入によっては高い負担率になることもあり得ます。このため「条件次第」で負担額が大きく変わります。
皆保険・皆年金の現状
日本は「国民皆保険・皆年金」を掲げていますが、実際には加入制度や保障の内容に差があるのが現状です。特に扶養制度や所得に基づく保険料の算出方法については、公平性に疑問が持たれることが多いです。これは、各々の状況によって負担の感じ方が異なるためです。
Surfvoteでの参加を呼びかけ
Surfvoteでは現在、「社会保険料、『高すぎる』と思う?」というテーマで意見を募っています。立場や状況によってその影響はさまざまです。「負担が重いと感じる」「扶養制度は少し不公平だと思う」「むしろ給付が手厚いので妥当だ」といった意見をぜひ投票や投稿を通じてお寄せください。
執筆者の紹介
この記事では、ファイナンシャルプランナーの山中伸枝さんにご執筆いただきました。20年以上のキャリアを持つ山中さんは、年金や資産運用を専門とされており、その知識と実績から多くの支持を集めています。彼女は確定拠出年金のエキスパートでもあり、社会福祉士の資格も有しています。
私たちPolimill株式会社は、社会課題に対してオープンな対話を促進するため、これからも「Surfvote」を通じて様々な意見を受け入れ、多角的に社会を見つめ直していけるプラットフォームを提供し続けます。