富士フイルムがオセアニアでの基幹システム事業を拡大、DXCテクノロジーから買収

富士フイルム、オセアニア市場での基幹システム事業を拡大



富士フイルムビジネスイノベーション(以下、富士フイルム)は、オセアニア地域における基幹システムの販売及び導入支援事業を強化するため、米国のDXC Technology社からその関連事業を買収した。この買収により、富士フイルムはオセアニア市場でのプレゼンスを一段と高め、中堅および中小企業向けのITサービスを拡充することを目指す。

DXC Technology社とその実績



DXC Technology社は、基幹システムや周辺ソリューションにおいて豊富な実績を持つ企業であり、オセアニア全域に顧客基盤を持っている。特に、同社はSAPなどのパートナーから多くの受賞歴を有し、その信頼性と技術力は高く評価されている。具体的には、2023年度のSAP Australia Partner Awardsおいて「Mid-Market」部門での受賞や、New Zealand Partner Awardsでの顧客価値実現に関する表彰がある。

富士フイルムのグローバル戦略



富士フイルムは2022年から日本国内で基幹システムの販売及び導入支援事業に参入し、2023年にはFUJIFILM MicroChannel Services Pty Ltdを設立した。この新たな事業の発足を契機として、グローバルな展開を加速させている。特に、中堅・中小企業の成長をターゲットにした戦略は、今後のオセアニアにおけるIT市場の拡大に寄与するものである。

オセアニア市場へのアプローチ



今回の買収によって、富士フイルムはDXC Technology社の顧客基盤を統合し、中堅および中小企業向け市場においてトップクラスのシェアを獲得することを目指している。また、オーストラリア、ニュージーランド、フィジーを営業地域とし、これらの地域でのニーズに対応したサービスを提供していく計画だ。特に、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を強化し、End to Endでのシームレスなデータ連携を図ることが重要な鍵となる。

今後の展望



富士フイルムビジネスイノベーションは、自社の基幹システムの販売・導入支援事業をさらに拡大し、中堅・中小企業向けのサービスを充実させることにコミットしている。オセアニアのIT市場では、急速な成長が見込まれており、富士フイルムは業界のリーダーとしての地位を確立することを目指しています。オセアニア地域における基幹システム市場の発展には、富士フイルムの技術力とDXC Technology社の顧客基盤の統合が大いに寄与することになるだろう。

このような戦略を通じて、富士フイルムは今後の市場での競争力を一層強化し、特に中堅・中小企業の成長を支援する企業としての役割を果たしていくと予想される。

会社情報

会社名
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
住所
東京都港区赤坂9-7-3ミッドタウン・ウェスト11階
電話番号

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