若手日本画家・杉山佳が意欲的に挑む画集出版プロジェクト

若手日本画家・杉山佳が挑んだクラウドファンディング

日本の若手日本画家である杉山佳が、画集出版を目指してクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、2021年9月1日から10月28日までの約60日間、クラウドファンディングプラットフォーム「MOTION GALLERY」で実施されます。目標金額は100万円ですが、すでに開始から1週間で240万円以上の支援が集まっています。この資金は、印刷やデザイン、撮影費用、原稿制作に使用される予定です。

コロナ禍における新たな鑑賞の形

近年、新型コロナウイルスの感染拡大によって、芸術作品を直接鑑賞する機会が減少しています。これを受け、杉山は新たな形でのアート鑑賞を提案するため、画集の制作を思いつきました。彼は子供の頃から「本」が好きで、図鑑を作ることに楽しんでいました。この経験が、移動可能な「美術館」や「個展」を作るきっかけになっています。

クラウドファンディングの詳細

杉山が制作する画集には、通常版の紙装丁と特装版の布装丁が用意され、支援者はどちらかを選ぶことができます。また、画集に掲載するために新たに描かれた日本画や陶板作品、オーダーメイドでの日本画制作など、多岐にわたるリターンが用意されています。画集と実際の絵画を見比べながら鑑賞できることが、このプロジェクトの大きな魅力と言えるでしょう。