子育ての悩みに寄り添う新刊『ゆび先生の育児指南』が登場

新刊『ゆび先生の育児指南』が発売予定

育児に悩む親たちに向けた新刊『ゆび先生の育児指南』が、2025年6月上旬に発刊予定である。著者の田本直弘先生は、医学博士であり小児科専門医でもある。彼は自身の育児経験を生かし、子育てにおける「怒り」をテーマにした指南書を通じて、親たちの手助けをしようとしている。

怒りたくないのに怒ってしまう

多くの親が共感できる悩みである「怒ってしまう自分」に向き合う本書は、田本先生自身の実体験と子育て世代の声を集めたアンケートを基に展開される。特に、以下のような日常的なシーンで感じる葛藤について考察がなされる。

- 幼稚園に向かう途中で子どもが縁石の上を歩いたり、坂道で走ったりする姿に心配して、つい叱ってしまう。
- 家での食事は「お菓子が食べたい」と言い、保育園での給食はしっかり食べる子どもにどう対応すれば良いのか。

こうした状況を具体的に掘り下げ、親自身と子どもの気持ちを見つめ直すことから始める。

怒らない育児の本質を考える

最近では「怒らない育児」というトレンドが広がりを見せているが、本書はその考え方を批判的に捉えている。「怒ってはいけない」という一方通行な考えは、子どもに自主性を育む機会を奪う可能性があると警鐘を鳴らす。怒ることの仕組みを理解し、その背景には何があるのかを考える事が重要とされる。

理解を深めるためのステップ

1. 自分が怒りたい理由が「自分のため」なのか「子どものため」なのかを問い直す。
2. 「べき論」にとらわれず、自由な考え方を持つことを忘れずに。
3. 自分が我慢しているだけではないか確認し、子どもの気持ちも考慮する。このプロセスが、親としての心の余裕を生む。

具体的な解決策が得られる

本書では、実際に親たちから集めたリアルなお悩みを取り上げ、その問題に対する具体的な解決策も提案される。

1. アンケートによる実際の声を豊富に掲載。
2. 「怒りたい気持ち」と「怒りたくない気持ち」を比較し、自分の感情を客観的に理解。
3. ゆび先生による悩みに対する鋭い視点やアドバイスが、親たちに新たな気付きや理解を与える。

ゆび先生のプロフィール

著者の田本直弘先生は、米子市生まれの小児科専門医で、医学博士を取得。2012年には医療法人を設立し、さまざまな支援活動を行ってきた。特に自身のYouTubeチャンネル「ゆび先生&ひかちゃんねる」は8万人以上の登録者を誇り、多くの親たちから支持されている。また、日本の人気番組『踊る!さんま御殿!!』にも出演し、教育に関する独自の見解を発信している。

新刊『ゆび先生の育児指南』は、育児に悩む全ての親にとって、明るい未来を示す一冊となることが期待されている。