世界の現状から『平和を考える』
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの代表である中村雄一さんが、千葉県松戸市で行われる講演会「世界の現状から『平和を考える』~難民キャンプで授業を行う~」にて講師として登壇します。このイベントは、NPO法人人権ネットワークPEACE21が主催し、国際的な人権問題に対する洞察を深める絶好の場として注目されています。
講演会の目的と内容
この講演会は、内戦や紛争、自然災害によって多くの子どもたちが教育を受けられない現状について考えるきっかけを提供します。中村さんは、南スーダンの難民居住区からシリアやルワンダのジェノサイドサバイバーの村まで、広範囲にわたる地域で教育支援を行ってきました。彼がどのように困難な状況下で授業を提供しているのか、その実体験を基にした話が期待されています。
具体的には、テントや木の下での授業風景や、鉛筆1本やノート1冊が子どもたちの未来を変える瞬間、人々の生活がどのように「戦争が当たり前」に変わってしまったのか、そして次世代の若者たちが「平和をつくる側」に立とうとする姿を映像や写真を通じて伝えます。
さらに、日本国内における「世界とつながる学びプロジェクト」についても触れ、遠くの国の戦争や人権侵害が私たちの日常にどのように結びついているかを視覚的に表現します。また、個人の行動が世界にどのように影響を与えるかについても考察する機会を提供します。
NPO法人 人権ネットワークPEACE21について
PEACE21は、千葉県を中心に活動し、人権尊重の理念や平和の重要性を次世代に伝える市民団体です。講演会や学習会を通じて、子どもから大人まで幅広い層に対して学びの場を提供し、「誰一人取り残さない社会」を目指しています。
今回の講演会では、地域住民がどのように人権を守り合い、平和を創造していくかをともに考えることを目的としています。要約筆記や手話通訳も用意されており、さまざまな方が参加できるよう配慮されています。
講師・中村雄一の活動
中村雄一氏は、通信制高校の教員を経て、なかよし学園プロジェクトを発足させました。彼の活動は、コンゴ民主共和国、南スーダン、ルワンダ、シリアなど、10カ国以上に及びます。少年兵の社会復帰支援や難民キャンプでの授業提供など多岐にわたる活動を展開し、2024年には国連経済社会理事会でも報告を行う予定です。
講演会の詳細
- - 日時: 令和7年12月16日(火) 17:00開場、18:00開演、20:00終演(予定)
- - 会場: スターツおおたかの森ホール(流山おおたかの森駅北口徒歩1分)
- - 定員: 先着400名
- - 参加費: 無料
参加希望の方は、案内チラシの申込用紙に必要事項を記入のうえ、PEACE21事務局に郵送またはFAXで申込むことができます。ウェブサイトからの申込も受け付けています。
参加をお待ちしています
この講演会は、特に指導者や教育者、学生、一般の方々にとって、多くの示唆を得られる機会です。「平和」を自らの言葉と行動で考えるきっかけとなるこのイベントにぜひご参加ください。
お問い合わせ先
不明点や質問がある場合は、NPO法人 人権ネットワークPEACE21事務局へご連絡ください。電話番号は04-7166-2625(平日9:00~17:00)です。