VoicyProに新機能「限定公開放送」が追加
音声プラットフォーム「Voicy」が、法人向け音声配信サービス「VoicyPro」において新機能「限定公開放送」を導入することを発表しました。この機能は2025年6月16日から利用可能になります。これにより、企業はオープンな情報発信とクローズドな情報共有を放送単位でうまく使い分けることができ、社内報や採用活動、マーケティング施策などにおいて、より戦略的な「声のコミュニケーション」が実現されます。
VoicyProの特長
「VoicyPro」は、声のオウンドメディアを手軽に構築できる法人向けの音声配信サービスです。企業向けに特化した機能として、専門チームによるサポートや詳細なデータ分析、AIを使用した文字起こし、チャンネルカスタマイズなど、多岐にわたる機能を備えています。2025年4月の提供開始以来、企業の採用広報やオープン社内報、サービスブランディングなど、さまざまな場面で活用されてきました。
新機能「限定公開放送」のメリット
今回新たに追加された「限定公開放送」は、作成した放送コンテンツのURLを知っている人のみが聴取できる機能です。これにより、クローズドな情報共有が可能になり、意図しない相手への情報漏洩を防ぐことができます。具体的な利用シーンとしては、以下のようなケースがあります。
- - 声の社内報:普段はオープンで発信している社内報チャンネルでも、一部の放送を社内メンバーだけに限定して共有可能。
- - 声のオファーレター:内定者へのメッセージを収録し、内定者のみが聴けるオファーレターとして配信。
- - コミュニティイベント音源:オンラインイベントの音源を参加できなかったメンバーに限定配信。
- - 特別メッセージ:イベント来場者に向けて特別なメッセージをQRコードで共有。
- - 音声解説付きコンテンツ:営業資料とともに聴ける補足情報の限定放送を提供。
チャンネル単位での限定公開も可能
VoicyProでは、放送単位の「限定公開」のほか、チャンネル全体を「限定公開」にする設定も可能です。この場合、チャンネルは検索結果に表示されず、URLリンクを持つ者のみがアクセスできるようになります。フォローすればメンバーは過去の放送も含めていつでもアクセスできるため、社内報やオンラインサロンなど特定のコミュニティ向けの情報発信には最適です。
Voicyの今後の展望
Voicyは、このように新機能を追加することで、企業とユーザー、それに内部のコミュニケーションをより豊かにするサービスの開発を進めています。250万人以上の会員登録者を持つ「Voicy」は、さまざまなコンテンツを提供し、日常の中で他者や情報との接点を生み出す環境を整えています。今後も声の可能性を広げるこのサービスから目が離せません。