ラグビー観戦が環境保全に貢献する時代が到来!
近年、環境意識の高まりと共に、スポーツ観戦が新たな形で進化しています。静岡ブルーレヴズ株式会社は、アスエネ株式会社やFan Circle株式会社と協力し、2024-25シーズンに向けて「カーボン・オフセット付き観戦チケット」を導入することを発表しました。この取り組みは、ラグビーリーグワンで初めてとなります。
カーボン・オフセットの仕組み
このチケットを購入することで、観客自身が地球環境を守る活動に参加できます。静岡ブルーレヴズは、静岡県島田市に拠点を持つ新東海製紙株式会社が創出した再生可能エネルギー由来のJ-クレジットを活用し、2023-24シーズンの試合運営におけるCO₂排出量を相殺。具体的には、2025年4月27日(日)14:00からエコパスタジアムで行われる横浜キヤノンイーグルスとの試合、および2025年5月3日(土)14:00からヤマハスタジアムで行われる浦安D-Rocksとの試合の2試合が対象となります。
これにより、エコパスタジアムでは約17t-CO₂、ヤマハスタジアムでは約16t-CO₂の排出がカーボン・オフセットされる仕組みです。
チケットの販売詳細
「カーボン・オフセット付き観戦チケット」は、通常のチケット価格に100円の追加料金を加えたものです。この追加料金は、試合運営に伴うCO₂排出量を相殺するための費用として使用されます。観客はラグビー観戦を楽しみながら、環境保全にも貢献できるのです。
チケットは全席種(ハートフルシート、車イス席を除く)で販売され、ファンクラブプランに応じた販売開始日が設定されています。具体的には、ファンクラブプラチナ会員が3月17日(月)12:00から、ゴールド会員は3月19日(水)12:00、レギュラー会員は3月21日(金)12:00、一般販売は3月24日(月)12:00からとなります。
環境保全への参加を促す試み
この取り組みは、静岡ブルーレヴズが地域社会に対して環境アクションへの参加を促すものです。観戦するファンや地域住民が一緒になって、持続可能な社会の構築に向けた活動に貢献することが期待されています。これによって、スポーツを通じて環境問題への意識が高まり、社会全体での環境意識の向上がはかれるでしょう。
企業紹介
新東海製紙株式会社は2016年に設立され、バイオマス固形燃料(木質バイオマス)を活用した製紙工場で、化石燃料の代替を目指しています。アスエネ株式会社は再生可能エネルギーの利用促進に力を入れており、Carbon EX株式会社はカーボンオフセットに関する事業を展開しています。Fan Circle株式会社はファンとのつながりを重視した活動を行っています。これらの企業が協力し、環境保全に向けて新たな一歩を踏み出しています。
まとめ
静岡ブルーレヴズの「カーボン・オフセット付き観戦チケット」は、ラグビー観戦を通じて環境を意識した行動を促す革新的な取り組みです。未来の地球のために、観客一人一人が参加できる環境保全活動。これからのラグビー観戦は、スポーツと共に環境意識を高める場へと変貌していきます。ぜひ試合を観戦し、地球環境への貢献も期待しましょう。