花見を家で楽しもう
2025-03-18 10:48:55

外出が難しい子どもたちに贈る「おうちでお花見」プロジェクトの取り組み

3年目を迎えた「桜配りプロジェクト」



外出が難しい医療的ケアが必要な障害児に向けて、桜の切り枝を無償で届ける「桜配りプロジェクト」が今年も実施されます。このプロジェクトは、株式会社TRINUSが運営するECサイト「SiKiTO」からのもので、無償提供されるのは啓翁桜の切り枝約100本。参加するのは認定NPO法人フローレンスとの協力により、約30の家庭です。

プロジェクトが3年目を迎える中で、医療的ケアが必要な子供たちに「おうちでお花見」を楽しんでもらおうとする取り組みの背景には、様々な課題があります。厚生労働省の調査によると、全国で医療的ケアが必要な子供たちは2万人以上存在し、その中には外出が難しい子供たちも多く含まれています。このような環境にいるご家庭は、外に出ることができず、四季を感じる機会が限られてしまうという現実があります。

「桜配りプロジェクト」の背景



医療的ケア児は、たんや胃ろうの吸引など特別なケアを日常的に必要とするため、外出のハードルが高くなっています。このため、季節を感じることが少なく、家族全体に身体的かつ精神的な負担がかかってしまうことがあります。そんな状況を改善すべく、TRINUSとフローレンスは共同でこのプロジェクトを立ち上げ、障害により日常生活が制限される子供たちに春の喜びを届けることを目指しています。

SiKiTOとそのサービス



「SiKiTO」は、四季を感じる生活を提案するECサイトであり、その一環として「枝もの定期便」というサービスを提供しています。これは、四季折々の美しい枝ものを家庭にお届けするサブスクリプションサービスです。春には桜の花、夏には新緑、秋には紅葉と、季節感あふれる商品を手に入れることができます。これにより、忙しい現代の生活の中でも、手軽に季節を感じることができます。

例えば、2023年に届けられたかいりくんの家庭では、低体重で生まれた彼が人工呼吸器でのケアを必要とする中、家で過ごすことが多い日常が続いています。そんな中、桜を届けたところ、かいりくんは興味津々で桜を見つめ、その様子にお母さんも喜んでくれました。また、2024年にはリカちゃんの家庭にも桜が届けられ、彼女は花びらに手を伸ばす姿が印象的でした。

TRINUSの理念



株式会社TRINUSは、森林資源や日本の文化的価値を現代の生活に活かし、豊かな暮らしを提案しています。特に、「美しく、うつろう四季とともに暮らす」という理念のもと、様々な取り組みを通じて、社会における価値を創出し続けています。これからも、医療的ケアが必要な子どもたちへ、心温まるプロジェクトを続けていくでしょう。

プロジェクトの詳細やSiKiTOのサービスについては、以下のリンクをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社TRINUS
住所
東京都世田谷区池尻3-21-28新日本池尻ビル9F
電話番号
03-5244-5796

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