久留米市のACCELStarsが睡眠研究プロジェクトに着手し健康な未来を提案

ACCELStarsが健康な睡眠を支える最先端プロジェクト

久留米市で新たな動きが始まりました。東京大学医学系研究科からスタートした株式会社ACCELStarsは、「健康な睡眠」をテーマにした最先端の研究プロジェクトに参加します。これは、福岡県久留米市の複数の医療機関や企業と連携し、睡眠測定技術の開発を目指すものです。

プロジェクトの背景

このプロジェクトには、久留米大学やふくおか公衆衛生推進機構、久留米市内の医療機関、さらには久留米工場を持つ株式会社ブリヂストンが名を連ねています。ブリヂストンの久留米工場は、24時間体制で交代勤務を行うため、従業員の睡眠の質向上は喫緊の課題です。そこで、ACCELStarsが開発したウェアラブルデバイスを使って、夜勤を含む交代勤務の従業員の睡眠を測定し、健康診断のプログラムに組み込むことを目指します。これにより医学的アドバイスを提供し、従業員の睡眠改善を図ります。

ACCELStarsの取り組み

ACCELStarsは、「睡眠を解明し、新たな治療を創造する」というビジョンのもと、2020年に設立されました。現在同社が提供するリストバンド型のウェアラブルデバイスは、医療での活用が期待されていますが、向上すべき点も多くあります。特に睡眠と覚醒の検知精度を高めることが課題です。この点について、創業者でありCTOの上田氏を中心に、世界最高水準の睡眠測定技術を開発中です。

今後の展望

本プロジェクトを通じて、精度高い睡眠データと健康診断のデータとの統合が目指され、より効果的な睡眠改善プログラムの導入につながるでしょう。また、ACCELStarsは、健康診断への睡眠測定の導入だけでなく、製薬企業との協業による新しい治療法の開発にも取り組みます。このような取り組みを通じて、一般の健康意識を高め、「健康な睡眠」の推進に寄与していく予定です。