梅雨による体調不良、男女で4~6割が実感
梅雨は日本の四季に欠かせない時期ですが、一方でこの季節は体調不良を訴える人が増加することでも知られています。2025年の梅雨入りは6月11日頃と予想されています。すでに沖縄や九州南部では梅雨入りが発表され、全国的に湿気が増え、不調を感じる人が多い時期として注目されています。理学療法士の山内義弘氏は、梅雨どきの体調不良について、全国の20歳以上70歳未満の男女1,000人を対象に調査を行いました。
調査概要
調査はインターネットを通じて行われ、男女各50名のサンプルが5歳刻みで集められました。結果は、梅雨の時期に体調不良があると答えたのは、男性で43.6%、女性で57.8%という驚きの数値が出ました。女性の方が高い傾向にあることがわかります。具体的には、頭痛(女性58.8%、男性42.2%)、倦怠感(女性44.6%、男性40.4%)などの症状が多く見られ、自律神経の乱れが影響している可能性があります。
不調を感じた際の対策
ストレッチやマッサージ、ツボ押しを行う人も一定数いますが、約3割は「特に何もしない」と回答しました。また、何をすれば良いかわからないと悩む声も見られました。多忙な日常の中で、自分の体調に対しての無関心さが影響しているかもしれません。
梅雨の不調がもたらす「亀首」という問題
梅雨の時期になると、特にデスクワークやスマホ使用が増えることで、姿勢が悪化し「亀首」という状態になる人が増加します。亀首は、首の後ろに脂肪の塊が形成され、首が盛り上がる状態を指し、単なる首こりとは異なります。この状態が進行すると、肩や背中にも負担がかかり、さらなる体調不良を引き起こします。
亀首を prevenする方法
首の健康を確保するためには、まず自分の姿勢を見直すことが大切です。悪い姿勢の原因を突き止め、改善するためのストレッチ方法と、理学療法士考案の「絆創膏メソッド」を紹介します。これにより、筋肉を和らげることで体調不良を改善する手助けとなります。
絆創膏の使用法
1. 首を軽くお辞儀し、頸椎7番を見つけます。
2. その位置から左右の斜め上に向かってV字に絆創膏を貼ります。
3. もう一方も同様に貼ることで、多裂筋にストレッチ効果が得られます。
この効果を得るために、夜寝る前の実施を推奨します。調査結果では、対処法としてストレッチやマッサージが多く選ばれましたが、無理な力でのマッサージは逆効果になることがあるので注意が必要です。
山内義弘氏のプロフィール
愛知県名古屋市出身の山内義弘氏は、20年以上の経験を持ち、YouTubeチャンネル「腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】」では、幅広い層の人々に向けた健康情報を発信しています。今後の新著やツールも期待が持たれています。彼は、自らの経験に基づき、より多くの人々が健康で痛みのない生活を送るための活動を行っています。