福井県とECOTONE、新たな地域連携協定を締結
福井県で持続可能な社会を築くことを使命とする、株式会社ふくいのデジタルと株式会社ECOTONEは、先ごろ、地域でのウェルビーイング推進を目指す連携協定を締結しました。この協定により、両社は、地域企業の課題解決に向けたプログラムを進めることになります。
ふくいのデジタルとECOTONEの背景
福井県は、最近の少子高齢化や人口減少など、地域の持続的発展にさまざまな課題を抱えています。都市部への若年層の流出や、高齢者の増加による福祉サービスの必要性が高まる中で、より良い生活環境の提供が求められています。両社の協力によって、地域の強みを生かしながら新たな産業の創出や健康的な働き方の実現を目指すこととなりました。
協定に基づくプログラムの内容
この連携協定の下、両社は以下の3つのプログラムを検討しています。
1. ウェル・ワーキングプログラムの推進
福井県内の企業に対して、健康経営やメンタルヘルスを支えるプログラムを提供します。具体的な取り組みには、健康的な習慣を推奨し、新しい事業アイデアへの挑戦を促進する文化の育成が含まれます。これにより、企業の魅力を高めつつ、地元で働く人を増やすことに貢献します。
2. 「ふくアプリ」を使った魅力発信
「ふくアプリ」という地域アプリを介し、福井の魅力を発信します。このアプリには18万人の会員が登録しており、福井県内の自然、文化、健康促進施設などを紹介することで、地域内の回遊性や観光促進に努めます。また、個々のウェルビーイングのニーズに応じた情報提供も行い、住民や観光客が自発的に地域に関わる仕組みの構築を進めます。
3. 新産業創出コミュニティの形成
地域課題の解決に向けて新たなビジネスモデルを創出するためのコミュニティを立ち上げることを目指します。産学官金言の協力のもと、福井を舞台にウェルビーイング関連事業の展開を図り、地域の雇用促進や福井への注目を集められるよう努めます。
地域社会との共創を目指す
この協定は、福井県をウェルビーイングの先進地域として国内外に示すことを意図しております。それにより、福井の住民が自らの地域に誇りを持ち、持続可能な未来の構築に貢献することを期待しています。今後も両社は多様なステークホルダーとの協力を進めていく考えです。
株式会社ふくいのデジタルと株式会社ECOTONEの概要
株式会社ふくいのデジタルは2022年に設立され、地域社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。代表的なサービスとして、地域ニュースやデジタル決済機能を備えたアプリ「ふくアプリ」を提供しています。一方、株式会社ECOTONEは2024年に設立され、ウェルビーイング産業の発展を目指したさまざまな事業を展開しています。
この素晴らしい連携によって、福井県とその住民が益々健やかで魅力的な地域へと進化することを期待します。