沖縄で学ぶ!社会的インパクト投資の実践
琉球大学が主催する公開講座が、沖縄県西原町に位置する地域国際学習センターで開催されます。コースは全8回にわたって行われるこの講座では、経済的利益と社会的利益の両方を追求する「社会的インパクト投資」手法について実践的に学びます。受講対象には、行政機関、企業、NPO、地域づくり団体、そして金融機関など、多様な参加者が期待されています。
開催概要
- - 会場: 琉球大学地域国際学習センター301
- - 定員: 20名
- - 受講対象者: 行政、企業、NPO、地域づくり団体、金融機関等
- - 受講料: 6,270円
- - 申込期間: 2017年6月12日(月)~8月21日(月)
- - 申込方法: 琉球大学公開講座予約サイト
この講座の中でひと際注目されるのが、実際の社会的課題解決にどのようにこの手法が活用されているのかという点です。例えば、ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)という新しい投資手法が紹介されます。これは2010年にイギリスで誕生し、行政と民間企業が連携して行う成果に基づいた投資モデルです。事業者が資金を調達し、サービスを提供、その成果によって行政から報酬を受けるという仕組みが特徴です。
プログラムの詳細
各回のテーマは次の通りです:
- - 第1回 (8月23日): 社会的インパクト投資の潮流
- - 第2回 (8月24日): SIBの概要と国内外事例
- - 第3回 (9月20日): SIB導入の可能性調査
- - 第4/5回 (9月21日): 社会的課題設定とグループワーク
- - 第6回 (10月18日): 更なるグループワーク
- - 第7/8回 (10月19日): 最終的な成果のプレゼンテーション
講師紹介
講師の幸地正樹氏は、ケイスリー株式会社の代表取締役であり、社会的インパクト投資への取り組みをリードしてきた実績があります。彼は、リクルートグループからのキャリアを経た後、PwCコンサルティングにて多くの官公庁へのコンサルティングを行い、SIBの導入推進にも携わってきました。
まとめ
社会的インパクト投資は、近年、社会的な課題解決を目指す重要な手法として注目を集めています。琉球大学でのこの講座は、理論だけでなく、実践的なワークショップを通じて、参加者が最新の知識を得る良い機会です。地域の課題解決に興味のある方々はぜひ、参加を検討してみてはいかがでしょうか。詳細は講座の公式サイトで確認できます。