生成AIが議会にも進出!大野城で議員セミナー開催
近年、企業や行政における生成AIの導入が進んでおり、様々な分野でその活用が期待されています。福岡県大野城市でもその波が押し寄せてきました。2025年5月14日、同市内の「大野城まどかぴあ306会議室」にて、地方自治体向けの特別なセミナーが行われます。このセミナーでは、生成AIを政策立案に役立てる方法について、議会の議員たちが学ぶことが目的です。
セミナーの背景と目的
このセミナーは株式会社トルビズオンとこころからだあんしんラボ株式会社が共催で実施します。両社は、昨年の9月から福岡市で行っていた経営者向けの生成AI勉強会が好評でした。このプログラムは、満足度が92%に達するほどでした。これを受けて、地方自治体からも政策作成や質問準備に生成AIを活用したいとの要望が多く寄せられ、今回の勉強会の開催に至ったのです。
生成AIは、情報の収集や文書作成を効率化するだけでなく、議会活動の質を向上させる可能性があると期待されています。大野城市議会の井福だいすけ議員のリクエストによって、議員限定の勉強会が実現します。
セミナーの内容
上述のように、セミナーは政策の立案や提言に活かす視点を提供することを目指しています。以下はセミナーの概要です。
- - 日時:2025年5月14日 18:30~20:30(18:15開場)
- - 会場:大野城まどかぴあ 306会議室(大野城市曙町2-3-1)
- - 対象:大野城市の議会議員(定員10名、受付終了)
- - 参加費:無料
プログラム詳細
1.
オープニングおよびご挨拶(18:30)
- 講師:井福だいすけ(大野城市会議員)
2.
議会が動かなければ、時代が先に行く—生成AIの現在地(18:40)
- 講師:増本 衛(株式会社トルビズオン)
- 内容:生成AIの現状と議会内での活用について解説します。
3.
地場企業に学ぶ生成AI実践(19:20)
- 講師:金澤 宏樹(こころからだあんしんラボ株式会社)
- 内容:大野城内でのAI活用の実例を通じて意見交換します。
4.
ワークショップ(19:40)
- 内容:「こんなまちになったらいいな」をテーマに生成AIを用いて未来のビジョンを描きます。
5.
質疑応答・クロージング(20:20)
参加議員は、セミナー当日にPCまたはタブレットを持参し、実践的なスキルを身につけることが求められます。
期待される効果
生成AIを活用することで期待される効果はかなり高いです。たとえば、情報収集にかかる時間を平均70%削減できること、議会運営コストを削減し、年間で約100時間の資料作成時間を短縮できること、さらには市民との対話の質が高まり、説明資料の可読性スコアが1.4倍改善することなどが挙げられます。
スピーカープロフィール
- - 井福だいすけ: 大野城市議会議員。地域密着型の活動を行いながら、デジタル技術の政策導入に力を入れています。
- - 増本 衛: 株式会社トルビズオン代表取締役。経営者向けの生成AI導入を推進しています。
- - 金澤 宏樹: こころからだあんしんラボ株式会社の代表。生成AIを用いたマーケティング施策を展開中です。
このセミナーは「議会と生成AI」がどのように共存できるのかを探求する重要な機会です。地域の発展に向けた新たなステップとして、多くの参加が期待されています。将来的に政策の現場で生成AIをどのように活用できるのか、一足早くその動きに触れてみませんか。