佐賀県が挑む前例のない新しいスポーツ大会「SAGA2024国スポ・全障スポ」

佐賀県が挑む新しいスポーツの祭典

2024年9月5日、新たなスポーツの祭典として「SAGA2024国スポ・全障スポ」が始まります。従来の「国民体育大会」が「国民スポーツ大会」へと変わり、その初回開催地に選ばれた佐賀県が、これまでにないユニークな大会を企画しています。この取り組みは、すべての人にスポーツの力を届け、地域社会の活性化を図ることを目指しています。

SAGA2024の概要

「SAGA2024」では、開会式が10月5日に予定され、それに先立つ形で9月から各競技がスタートします。開催期間は、会期前競技が9月5日から17日、続いて21日から10月1日、本会期が10月5日から15日まで続きます。大会では、さまざまな競技が展開され、計37種の正式競技が行われる予定です。そして、新しい試みとして、障害者スポーツ大会も併せて行われることが特徴です。

SSP構想による人づくりと地域の発展

佐賀県は以前からスポーツを通じた人づくりや地域づくりを進めており、その集大成として「SAGAスポーツピラミッド構想（SSP構想）」を掲げています。それに基づき、地域に根ざしたアスリートの育成や、選手引退後の指導者活動を推進。大会を通じて、佐賀のスポーツ文化の裾野を拡大することを目標としています。

「新しい大会」の取り組み

楽しさあふれる開会式

「すべての人に、スポーツのチカラを。」というテーマのもと、選手団入場の演出が従来の形式から大きく変わります。観客と選手が一体となり、楽しめる式典にするため、選手たちは自由なスタイルで入場し、会場全体をパレードのように盛り上げます。閉会式は、2023年にオープンした新しい「SAGAアリーナ」での開催が予定され、音と光の演出も期待されています。

ナイトゲームの導入

観戦機会の拡充を図るため、平日の昼間に開催される競技会には「ナイトゲーム」が設けられます。仕事後でも観戦しやすい時間帯に競技が行われ、より多くの人が試合を楽しむことのできる環境が整えられます。これにより、参加者は試合後も街での輝かしいひとときを堪能できます。

新たな表彰制度

「SAGA2024」では、選手の個々の頑張りを称える新しい表彰制度が導入されます。最高得点やMVPなど、選手一人ひとりの成果に注目し、「The Good Player of SAGA2024」として特別な賞を授与します。また、優れた成績を収めた選手への記念品授与も行われ、これまでにない選手へのインセンティブとなるでしょう。

ウェルスポエリアの設置

開・閉会式の会場には、スポーツ体験ができる「ウェルスポエリア」が設置され、来場者はさまざまなスポーツを実際に体験することができます。地域のグルメを楽しむこともでき、子どもから大人まで、多くの人に楽しんでもらえる空間となることが期待されています。

まとめ

SAGA2024国スポ・全障スポは、ただのスポーツ大会ではなく、新たなスポーツ文化を創造するためのより良き試みです。佐賀県が掲げる「すべての人に、スポーツのチカラを。」という理念のもと、皆でこの新しい大会を盛り上げていきましょう。競技者、観客、地域が一体となり、新たな感動を生み出すこの機会を、みんなで大いに楽しみたいものです。