奄美市の同室避難
2023-10-25 18:20:10

災害時にペットも守る!奄美市での同室避難の取り組み

災害時にペットも守る!奄美市での同室避難の取り組み



2023年10月19日、歌手の伍代夏子さんが鹿児島県奄美市を訪問しました。この訪問は、彼女がアンバサダーを務める「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」と関連して行われました。このプロジェクトは、災害時に人とペットが安心して同じ室内で避難できる社会の実現を目指しています。

奄美市の取り組みと市長の意気込み



伍代さんの訪問中、安田壮平市長と意見交換会が行われ、奄美市でのペット同室避難の実施に向けた勉強会について話し合われました。安田市長は、毎年台風が襲来する奄美の特性を挙げ、ペットと一緒に避難できる場所の確保が重要であると強調しました。

「避難所でペットをどうするかは、大きな課題です。市民の声にも耳を傾け、同室避難を進めていきたいです。」と彼は語り、実施された避難訓練がこのプロセスにおいての大きなステップであると評価しました。

伍代さんは、この取り組みに対し「ペットは家族です。家族が避難所に入れない現実を変え、助かる命を守るために同室避難を進めるべき」と力強く訴えました。

各方の意見と提案



同じく訪問していた動物レスキューの代表、うささんは「災害がいつ来るか分からないから、まずは安心できる避難場所を準備してほしい」と要望しました。彼は、同室避難の場所が決まれば、アレルギーなどの理由でペットと避難することができない方々にも安心を提供できるとし、ペットと飼い主にとってのメリットを強調しました。

また、参加者には公明党奄美市議会議員の大迫勝史さんと与勝広さんもおり、「地域ごとに避難場所の決定が急務です」と意見し、奄美大島がモデルケースとなって全国にこの取り組みを広げることを期待しました。

奄美市の同室避難に向けた展望



伍代さんは奄美市の進行状況に安心感を覚えつつ、全国への情報発信にも力を入れたいと話しました。避難所の位置や必要な準備について飼い主に周知することが重要であると考え、様々な視点から同室避難の普及に努める意向を示しました。

安田市長も、奄美大島が持つ自然遺産の価値を踏まえ、動物を守るための努力を続けなければならないと考えています。「同室避難が実現すれば、どれほど多くの命が救われるか。そのために迅速に適切な施設を見つける作業を進めていきます。」と語りました。

まとめ



「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」は、ペットと共に避難するという意識を広めることで、もっと多くの命を守るための活動を展開しています。今回の訪問をきっかけに、災害時に人とペットが安心して避難できる社会の実現に向けて、さらなる取り組みが期待されます。ペットは家族であり、その命を守るために私たちが何ができるのか、考え続けることが求められています。

会社情報

会社名
りく・なつ同室避難推進プロジェクト事務局
住所
東京都港区三田1-4-1住友不動産麻布十番ビル
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。