外国人ドライバー支援アプリ「Coco-Logi Works」の登場
株式会社船井総研サプライチェーンコンサルティングは、外国人ドライバーおよびその受け入れ企業向けに業務支援アプリ「Coco-Logi Works」を2026年6月1日より提供開始します。このアプリは、運送業界における言語の壁や管理の複雑さを解消し、円滑な業務運営をサポートします。
アプリ開発の背景
運送業界は、2024年の物流問題や人手不足という深刻な課題に直面しています。特に、外国人ドライバーの採用が注目されている中、即戦力を求める企業とそれに応じた教育体制が不足しているという現状があります。特に「特定技能」制度を活用した外国人材の採用が期待されていますが、未経験者を技能として育成できないため、海外から直接労働力を迎え入れる必要があります。
入国要件をクリアするためのN4レベルの日本語能力試験に合格しても、専門用語の理解や現場でのスムーズなコミュニケーションには障壁が残ります。そこで、管理者は外国人ドライバーへの指示を出しにくく、コミュニケーションミスが発生するリスクが高まっています。この課題に応えるべく、「Coco-Logi Works」が開発されました。
「Coco-Logi Works」の魅力
このアプリは、主に「受け入れ企業」「外国人材」「登録支援機関」という3者をつなぎます。これによって、情報の共有がスムーズに行われ、仕事の指示が的確に伝わるようになります。
1. AI自動翻訳機能
アプリの大きな特色は、AIを活用した自動翻訳機能です。管理者は、日本語で配送先や注意事項を入力するだけで、AIがそれを外国人ドライバーの母国語に翻訳し配信します。対応言語は、英語やベトナム語をはじめとした8か国語。日常のチャット機能も備えているため、日々の業務の中でのコミュニケーションもスムーズになります。
また、運送業界特有の約200単語の専門用語も学べる単語カード機能を搭載。これにより、日常から業務に必要な語彙を効率的に学ぶことができます。
2. 日本語学習サポート
「Coco-Logi Works」では、N3からN1のレベルに応じた日本語学習のカリキュラムが用意されています。定期的なテストを通じて、個々の学習状況を可視化することができ、効果的に日本語力を向上させるサポートを提供します。
3. 情報一元管理機能
アプリを通じて、運転免許証やビザの有効期限、定期的な面談の記録を一元管理できます。また、生活上のトラブルも含めて、困ったときに登録支援機関や会社にすぐ連絡が取れる「緊急連絡先登録機能」を提供。これにより、安全な雇用環境が整えられます。
今後の展開
船井総研SCは、今年12月までに「Coco-Logi Works」を15社に導入することを目指しています。その後も実際の運送現場からのフィードバックをもとに、機能の強化や新たなサービスの展開を行っていく方針です。これにより、外国人ドライバーが安心して長く働ける環境作りを支援し、日本の物流インフラの持続可能な発展に寄与していきます。
この「Coco-Logi Works」がもたらす新しい挑戦が、運送業界にどのような変革をもたらすか、今後の動向が楽しみです。