駿台が展開するICT教材「モモスタ」が教育現場に新風を巻き起こす

駿台が教育革新をもたらす「モモスタ」

駿台教育センター株式会社（東京都千代田区）は、全国の中学校・高等学校、および自治体向けに新しいICT教材「モモスタ」の販売を開始しました。この教材は、中学生や高校生の学習を強力にサポートすることを目的としており、2025年4月からサービスの提供が始まります。

販売の背景とは？

近年、日本の教育界では、教員不足や自然災害の影響による学習の中断が大きな問題となっています。加えて、不登校の生徒に対する学習フォローが求められており、より柔軟で効果的な学習支援が必要とされています。そんな現状を見据えて、駿台は「モモスタ」の導入を決定し、ICT技術を利用した新たな学習支援ツールとして、この教材を提供する運びとなりました。

「モモスタ」の特長

「モモスタ」という名称は、「問題（モ）、網羅（モ）、STUDY（スタ）」の頭文字を取ったものです。この教材は、中学生・高校生向けに定期試験対策や受験対策、さらには欠席時の補習にも最適な豊富な演習問題と高品質な授業動画を提供します。基礎から発展に至る幅広いレベルに対応しており、高校受験や大学受験にも役立つICT教材です。生徒は、タブレットやパソコン、スマートフォンなどを使用して学習を行うことができます。

特に注目すべきは、教員が生徒の解答状況をリアルタイムで確認できる点です。たとえば、教員が全員に宿題を出した際、その結果を一覧で把握することが可能になります。これにより、教員は生徒の学習進捗を効率的に把握でき、個々に適した指導を行うことが可能となります。

また、不登校の生徒や、災害発生時など、通常の環境では学習が難しい生徒に対しても、教員が寄り添いながら指導ができる、効果的なツールとなります。授業動画は、1本あたり約5分というコンパクトな長さで提供されるため、生徒が集中しやすい設計です。単元を修了した際には、「クリア」と表示され、達成感を得ることができる仕組みも用意されています。さらに、学習時間や問題正答率を管理画面で確認できるため、観点別評価の参考にもなります。