寿楽温泉が新たに生まれ変わる
昭和38年に開業した寿楽温泉は、北加賀屋の造船町で地域の労働者たちの疲れを癒す存在として長年愛されてきました。しかし、夫婦で運営していた寿楽温泉は58年の歴史の中で、体力的に銭湯を続けることが難しくなり、令和3年8月に惜しまれながら閉業を迎えました。
南港病院との新たなつながり
寿楽温泉の再生にあたって重要な役割を果たしたのが、近くにある南港病院です。昭和46年に設立されたこの病院の理事長、三木康彰氏は、銭湯文化の減少を懸念し、寿楽温泉を引き継ぐ決心をしました。解体の危機にあった寿楽温泉の前を通りかかったことで、運命的な出会いが生まれたのです。
新たなスタイルの誕生
この度、寿楽温泉は新しい風を取り入れ、生まれ変わります。古民家のような独特の雰囲気を大切にしつつ、軟水システムを導入。さらに、番台をリメイクし、カウンター形式のフロントを設置しました。Wi-Fiも完備され、二階には広い和室も用意されています。
お酒やアイスクリームを楽しみながら自然を眺められるお庭も魅力の一つ。世代を超えて様々な人々が集い、リラックスしながら会話できる場所を目指しています。
オープンイベントの開催
リニューアルオープンを記念して、特別なイベントも行われます。内覧会は令和5年2月24日(土)に行われ、その後同日の午後3時からは無料の入浴会も予定されています。入浴会には入浴セットを持参する必要がありますが、タオルや石鹸は有料での用意もあります。
施設情報
新しく生まれ変わった寿楽温泉は、営業時間が午後3時から午後11時まで。水曜日が定休日です。以下が詳しい情報となります:
- - 施設名: 寿楽温泉
- - 所在地: 大阪府大阪市住之江区北加賀屋1-10-1
- - 営業再開日: 令和5年2月26日
- - 電話番号: 080-4788-9586
社会医療法人三宝会について
新たに寿楽温泉を引き継いだ南港病院は、1971年に開設され109床を有する病院です。地域医療に貢献するため、多様な診療科を揃え、患者の健康をサポートしています。
このリニューアルで、古き良き銭湯の姿を残しながら、地域の人々に新たな交流の場を提供することを願っています。