ブラックスター、バンドサウンドで新たな魅力開花!「BLACK SONIC」福岡公演レポート
2019年よりスタートしたスマートフォン向けアプリゲーム「ブラックスター -Theater Starless-」。略称「ブラスタ」と呼ばれる同作品は、まもなく5周年を迎える。
ブラスタは、そのはじまりから“音楽”を全面に押し出し、ライブやツアー、ハロウィンパーティーなど、さまざまなイベントを通して、シンガーたちによる個性豊かな楽曲を届けてきた。そして今回、ブラスタは、これまでのライブとは一味違う、バンド演奏によるライブツアー「BLACK SONIC」を開催。バンドアレンジによって生まれ変わるブラスタ楽曲の数々を、熱いパフォーマンスと共に披露した。
本レポートでは、ツアー初日となる福岡公演昼の部の模様を、その熱気を余すことなくお伝えする。
バンドサウンドが織りなす、ブラスタ楽曲の新たな魅力
会場であるZepp Fukuokaのフロアは、開演前から熱気に満ち溢れていた。照明が落とされ、静寂が訪れると、ステージにライブの幕開けを告げるSEが流れ、スターレスに所属する各チームがスクリーン上に紹介されていく。
そして、轟轟と響き渡るバンドサウンドと共に、ステージに光が注がれた。そこに現れたのは、個性豊かなシンガーたち。
最初の曲は、シンガー全員による「Outsider BLACK SONIC ver.」。コンテンツ4周年を記念して生まれた、3曲を組み合わせた楽曲だ。バンドアレンジによって、それぞれの曲のカラーが融合し、さらに熱く、力強い一曲へと生まれ変わっていた。
その後も、チームKの「During the demise」やチームBの「日蝕」、チームPの「虹の彼方へ」、チームCの「Purple Dawn」、そしてチームWの「Breakin’it faster」など、各チームの代表曲が、バンドサウンドによって新たな魅力を発揮し、オーディエンスを魅了していった。
ヒップホップもロックも、バンドサウンドでさらに深みを増す!
ライブ中盤では、各チームの楽曲が、バンドサウンドによってどのように変化しているのか、より具体的に見ていこう。
チームWの「雪花」は、ミディアムなビートでありながら、バンドサウンドによって力強さが増し、原曲を凌駕するパワー感を生み出していた。また、チームBの「極夜」は、ラップサウンドと生バンドの音の融合が、非常に印象的だった。ラップパートの鋭さが際立ち、さらにヒートアップしたパフォーマンスで、フロアを熱狂の渦に巻き込んだ。
チームCの「暁の願い」は、これまでダンサーと共に独特のパフォーマンスを見せてきたチームCにとって、バンドアレンジという新たな試みであった。積極的にクラップを求めるなど、新鮮な熱を感じさせるステージとなった。
初披露曲も続々登場!最新楽曲まで網羅したスペシャルなセットリスト
MCタイムでは、Kradness、SHIN、松本が福岡の盛り上がりを振り返りつつ、ライブの感想を語った。特に、「WORLDS APART」を初披露した松本は、「最高の気分だった」と興奮気味に語っていた。
ライブ後半は、ブラスタの5周年を記念し、メインストーリーの楽曲だけでなく、イベント公演楽曲も披露された。会場を一体にする「BLACKSTAR BLACK SONIC ver.」や、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」をモチーフとした「ego」など、多くの楽曲が、バンドサウンドによって新たな魅力を放っていた。
アンコールでは、最新楽曲「Blanche」が披露され、会場からは大きな歓声が上がった。そして、ラストは1周年曲「Just a Loser」を全員で歌唱。
ブラスタは、多くの楽曲を生み出し、時を重ねてきた。5周年を迎え、シンガーも増え、新たな進化を遂げようとしている。バンドサウンドという新たな挑戦によって、ブラスタはさらにパワーアップし、未来へと進んでいく。
「BLACK SONIC」は、ブラスタの新たな章の始まりを告げる、記憶に残るライブとなった。
▼出演者
藤田玲(ケイ Singer)
齋藤知輝(Academic BANANA) (吉野 Singer)
松本明人(夜光 Singer)
小林太郎(晶 Singer)
あじっこ(リンドウ Singer)
Kradness(マイカ Singer)
Takuya IDE(ヒース MC)
しゃけみー(柘榴 Singer)
SHIN(青桐 Singer)
▼Band
Guitar. wata harikemu (バンドハラスメント)
Bass. 肥田野剛士 (Mellow Youth)
Drums. 斉本佳朗 (バンドハラスメント)
▼STAFF
総合演出:Shin.1
制作:株式会社ニライカ
主催:株式会社DONUTS