ウエディングプランナーの最高頂点を決める『GOOD WEDDING AWARD 2024』
2024年7月30日、大手町三井ホールにてウエディングプランナーを対象にした名誉あるコンテスト『GOOD WEDDING AWARD 2024』が実施されました。主催は株式会社リクルートの『リクルートブライダル総研』。今年も全国から多くのウエディングプランナーが参加し、グランプリを目指してプレゼンテーションを行いました。
グランプリに輝いたのは
この日のフィナーレは、神奈川県の「KOTOWA 鎌倉 鶴ヶ岡会館」に所属する井上志織さんの受賞で締めくくられました。井上さんは、13年間の恋愛を経て結婚を迎えたカップルの気持ちを丁寧に受け止め、結婚式を特別な場にするためのプランを提案しました。「たいせつ」というテーマで、結婚式にふさわしい深い決意と覚悟を求められる場作りに挑みました。彼女は「自分自身の型」を見極めることで、新しい結婚式の形を提示しました。
受賞に際し、井上さんは「このコンテストを通じて多くの素晴らしい方に出会い、毎年新たな挑戦をしてきました。今後も結婚式を通じて、新郎新婦やその大切なゲストが繋がる幸せな世界を作っていきたいです」とコメントを寄せました。
準グランプリとクリエイティブ賞も
準グランプリには千葉県の安川美香子さんが選ばれました。彼女のプレゼンテーションでは、結婚式に「謎解き」という要素を取り入れ、新郎新婦の希望を巧みに取り込んだプランが注目を集めました。安川さんは「on the way」というタイトルで、迷うことが道を知ることだとのメッセージを伝えました。
クリエイティブ賞は、北海道の黒崎真希さんと静岡県の鈴木達也さんが受賞。二人とも、それぞれが持つ独自の視点で結婚式の意味を考察し、素晴らしいアイデアを提案しました。
『GOOD WEDDING AWARD』の意義
リクルートブライダル総研所長 落合歩さんは、今後のブライダル業界において多様化するカップルのニーズに応えるために、結婚式の「型」を理解し、それに捉われない新たな提案が求められていることを強調しました。『GOOD WEDDING AWARD』は、そんなブライダル業界の発展に寄与する場となっています。
コンテストの目的は、心に残る結婚式を生み出すヒントや知識を共有し、ウエディングプランナー同士で互いに学び合うこと。毎年、約2000人の参加者がこのイベントを通じて感動のひと時を味わっています。
今後の展望
今年で14回目を迎える『GOOD WEDDING AWARD』は、すでに来年もさらに多くの参加が見込まれています。ウエディングプランナーたちによる新たなチャレンジと創造力に期待が高まります。未来の結婚式がどのように進化していくのか。新たな結婚式の形が次々と生み出される中で、来年の受賞作品に触れる日を心待ちにしています。