ラオスから特定技能人材が初めて日本に入国
2024年7月30日、株式会社ONODERA USER RUN(通称:OUR)が、ラオスから日本への特定技能制度に基づく初の人材送り出しに成功したことを発表しました。この取り組みは、外国人との共生社会を目指すための第一歩として注目されています。
入国したOUR人材は、ラオスで約半年間、当社が運営するOURラオスアカデミーで日本語および外食分野に特化した教育を受けた後、隣国タイで特定技能試験に合格しました。彼らは、日本の特別養護老人ホームの厨房スタッフとしての就労を予定しています。これは、ラオスからの特定技能人材の送り出しが初めてのケースであり、両国の協力関係の強化にもつながる重要な出来事です。
ラオスとの官民連携の進展
弊社は昨年6月、ラオス労働社会福祉省およびビエンチャン技能開発センターとの間で、特定技能や外食分野の専門教育プログラムを提供することで合意しました。今回の取り組みは、この連携の成果として位置付けられています。ラオスの労働社会福祉省からは、136名の若い人材に教育を提供し、その内の35名が特定技能試験に合格したことが評価されています。
また、在ラオス日本国大使館やJETROビエンチャンの関係者からも、今回の成功を祝福し、今後の国際的な人材交流の促進に期待が寄せられています。このように、国際連携が開かれることにより、ラオスの若者たちに新しいチャンスが生まれることが期待されます。
日本における外国人共生の展望
今回入国したOUR人材は、自身の成長を目指し、日本語スキルを向上させ、実務経験を積むことへの意気込みを示しています。弊社は、ラオス政府や企業と協力しながら、特定技能に関する無償教育の環境をさらに整備し、将来的にはより多くの人材が日本で活躍できるようにすることを目指しています。
特に、日本国内では高齢化に伴い人材不足が深刻な問題となっています。そうした中で、優秀な外国人材と日本の事業者を結びつけることにより、両者が共に利益を享受する持続可能な社会の実現を目指していく計画です。
会社情報
株式会社ONODERA USER RUNは、アジア各国における人材教育及び日本への特定技能人材紹介事業を展開しています。2024年6月30日時点で、教育を受けた人数は6,233名に上り、その中でも特定技能試験に合格した人材は3,964名に達している実績があります。企業理念「お客様に喜びと感動を、パートナーに成長と幸福を」という方針のもと、一人ひとりの幸せづくりに貢献することを目指しています。
今後もラオスとの関係を深めながら、日本の社会における外国人共生のモデルを示していくことで、国際的な連携を一層強化していく所存です。