ベルシステム24、持続可能な社会実現へ神戸ソリューションセンターの新たな試み
株式会社ベルシステム24ホールディングスは、兵庫県三田市に位置する神戸ソリューションセンターにおいて、持続可能な社会を実現するための「サステナブル・センター」に向けた新たな取り組みを強化しています。このセンターは、1999年に地域密着型の施設として設立され、25年以上にわたって地域に安定的な雇用を提供してきました。これまでの取り組みに加え、今後は「人と働き方の多様性」「地球環境の保護」「教育・研修」「地域への貢献」という四つのテーマを中心に、さらに具体的な施策を展開していきます。
人と働き方の多様性に貢献する施策
神戸ソリューションセンターでは、障がいのある方々を含む多様な人材の活躍を支援するため、2025年5月から新たに2つのプロジェクトを開始します。1つ目は、ビルの内部に設置されるLED菜園です。この水耕栽培システムは、CO₂を吸収しながら室内環境を改善し、育てた野菜は社内で販売され、従業員の健康を支える役割も果たします。
2つ目は社内カフェの開設です。このカフェでは、障がいのある方々がバリスタとして働くことが期待されており、愛知県豊橋市で共同運営している「久遠チョコレート」のプロダクトもラインアップに加えます。このチョコレートブランドは、障がいのある方や様々な悩みを抱える方々が共に働くことで社会貢献につながることを目指しており、神戸でも同様の試みが展開されることに期待が寄せられています。
地球環境を守る取り組み
ベルシステム24は2030年に向けて、全社のカーボンニュートラル化を目指しています。すでに再生可能エネルギーの導入が進められていますが、2025年2月には神戸センターの屋外にソーラーパネルが設置される予定です。この発電設備から生まれるエネルギーは、LED菜園にも供給され、環境負荷を軽減する取り組みの一部となります。加えて、食品ロスの削減を目的に「フードロス削減自動販売機」の導入や、CO₂を吸収する機能を持つ「CO2を食べる自販機」の設置も行います。
今後の展望
今後、神戸ソリューションセンターでの「サステナブル・センター」は、地域貢献の新たなモデルケースとして発展していくことが期待されます。従来の企業と社会の垣根を取り払いながら、全国の拠点へもこの先進的な取り組みを展開し、持続可能な社会の実現に向けた貢献を目指します。
ベルシステム24は、1982年に日本初の本格的コールセンターサービスを開始しました以来、企業と消費者との接点を担うコミュニケーション基盤を構築してきました。高度な人材力と最先端テクノロジーを組み合わせ、「総合BPOパートナー」として進化を続けています。このような取り組みを通じて、社のパーパスである「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」を実現し、持続可能な社会構築に貢献していく考えです。