杉本博司の花の世界
2025-10-01 15:59:20

現代美術作家・杉本博司の連載が書籍化、花をテーマにした深い物語がここに

現代美術作家杉本博司氏が、4年間にわたり『婦人画報』で展開してきた連載がいよいよ書籍として刊行されます。書籍のタイトルは『折々の花』、その壱と弐がまとめて2025年10月1日に発売される予定です。この書籍は、杉本氏が独自の視点で捉えた花の美しさを通じて、私たちに新たな視点や感動を与えてくれることでしょう。

父母や文化の記憶を宿す美しい花々は、ただ美しいだけでなく、背後には人々の祈りや思いが存在しています。杉本氏はこれらの花を通じて、「花をめぐる物語」を描き出しています。彼の作品には、四季折々の花を生活の中に取り入れ、その瞬間の美しさを大切にする姿勢が反映されています。

書籍『折々の花 壱』には、2021年4月号から2023年3月号までの24回分が収められており、全206ページにわたって杉本氏の作品が展開されます。対して、『折々の花 弐』には、2023年4月号から2025年3月号の48回分が収録され、210ページのボリュームとなっています。両巻ともにフルカラーの美しい写真集として楽しむことができ、ページをめくるたびに花の新たな表情に出会えることでしょう。

杉本博司氏は1948年に東京で生まれ、1970年にアメリカに渡ってから、ニューヨークを拠点に活動を開始しました。彼の作品は、写真、建築、造園、彫刻、執筆など多岐にわたる分野で愛され続け、メトロポリタン美術館をはじめ、数々の美術館に収蔵されています。多様な創作活動を通じて、杉本氏は人間の存在や時間の流れについて深く考察し、その哲学的視点を作品に織り込んでいます。

杉本氏の代表作には『海景』、『劇場』、『建築』シリーズがあります。また、彼は建築設計事務所「新素材研究所」を設立し、さまざまな文化施設の改装を手掛けるなど、多方面での活躍が目を引きます。最近では、小田原文化財団の設立や、伝統芸能にも精通した作品の演出など、ジャンルにとらわれないクリエイターとしての姿勢が際立っています。

『婦人画報』は、創刊1905年のライフスタイル誌で、女性の豊かな生活を支える情報を発信し続けてきました。杉本氏の連載も、その一環として多くの読者に感動を与えてきました。書籍『折々の花』は、彼の芸術の真髄が詰まった珠玉の作品です。ぜひ手に取って、花が持つ力を感じていただきたいと思います。

現在、Amazonでは壱弐の2巻セットが税込価格7,000円で予約受付中です。書店やネット書店でも購入できるので、全国の書店でご覧いただけます。

ぜひ、杉本博司氏のアートな世界を楽しみながら、花の持つ深い意味について考えてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社ハースト婦人画報社
住所
東京都港区南青山3-8-38南青山東急ビル5F
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