日本の物流業界で新たな時代の到来を告げるサービスが、株式会社エーディエフにより展開されます。11月11日から株式会社ボックスチャーターが開始する『JITパレットチャーター便』に、同社の物流ボックス『ダンカーゴ』シリーズが採用されます。このサービスは、貨物輸送の効率化と安全性を大いに高めることを目指しています。
ダンカーゴシリーズの特長
『ダンカーゴ』シリーズは、パレットの上に簡単にパネルを置くだけで組み立て可能な物流ボックスです。これにより非常に効率的な段積みが実現され、標準仕様のパレットを利用した輸送オペレーションが促進されます。政府も推進しているこの取り組みは、積載効率を向上させ、小ロットでの共同輸送を可能にします。
JITパレットチャーター便の導入背景
物流業界では最近、小ロットでの輸送ニーズが高まっており、この要望に応えるべく『JITパレットチャーター便』が発表されました。加盟運送会社は、ダンカーゴシリーズに装備された専用パネルを使用し、荷物の積み付けから配達までの流れの効率化を図ります。具体的には、お客さまが用意したパレットに荷物を積み、加盟運送会社が専用パネルを取り付けて配達する仕組みです。これにより、輸送中の荷物事故を抑制し、的確な物流が実現します。
安全性と持続可能性の確保
新たに開発された専用パネルは、軽量でありながら耐久性に優れたポリカーボネート素材を使用しています。半透明のデザインにより、外部から内容物を確認することができ、より安全な輸送が可能になっています。特に、パネルの回収もスムーズで、お届け先での配達時に即座に回収できるため、物流のフローが大きく改善されます。これにより、従来の「通い便」を超えた新たな運送方法の提案がなされます。
実績と今後の展望
ダンカーゴシリーズは既に食品や医薬品など多岐にわたる業界で導入されており、その成果も見られています。実際、株式会社合通ロジを通じた導入事例では、積載量の26%の増加と積み込み時間の57%削減に成功しています。このような実績は、今後ますます多くの企業に影響を与えることでしょう。
国際物流総合展2024とダンカーゴの紹介
エーディエフは、2024年9月に東京ビッグサイトで行われる『国際物流総合展2024』に出展し、ダンカーゴシリーズの実物と組み立ての様子を直接見ることができる機会を提供します。また、セミナーではこのシリーズを用いた輸送効率の向上をテーマにしたプレゼンテーションも行われます。
まとめ
『JITパレットチャーター便』の導入により、ダンカーゴシリーズはさらなる物流イノベーションの一翼を担うことになります。軽量化と安全性を兼ね備えた本製品は、ますます多様化する物流のニーズに応えることでしょう。エーディエフは、これまで培ってきたノウハウを活かし、持続可能な物流社会の実現に向けて邁進していきます。