数学への苦手意識が変わる！入試に役立つ新参考書が登場

数学への苦手意識を克服する新たな一冊

2025年9月19日、株式会社KADOKAWAから発売される『大山壇のスラスラ解ける数学IA 本当に必要な基礎力・計算力が身につくテーマ３０』は、数学を苦手とする受験生のために設計された参考書です。本書では、基礎から入試攻略までの段階を丁寧に踏んでいくことができる内容となっており、特に基礎力と計算力の向上が期待できます。

入試本番に向けた新たなアプローチ

本書は、2022年に改訂された高校教科書に合わせて、数学に苦手意識を抱える生徒のために再構成されています。従来の教科書にありがちな難解さを取り除き、シンプルかつ効果的な学びを提供。入試の本番に向けて、数学の「真の基礎・基本」を身につけるための内容が充実しています。「教科書がわからない」「分厚い参考書が終わらない」といった悩みを抱える受験生にとって、アプローチしやすい一冊と言えるでしょう。

基礎力の真の意味

本書の著者である大山壇氏は、数学学習における「基礎」とは容易さを意味するのではなく、確固たる土台を築くことだと述べています。彼は基礎を「基礎体力」と「基本技術」の2つに分けて考えます。

基礎体力と基本技術

数学の基礎体力とは、四則演算を正確に行う力や論理的な思考を支える力を指し、これは数学全般で必要不可欠な要素です。一方、基本技術には特定の分野における原理や頻出解法の理解が含まれます。こうした基礎と技術が車の両輪となり、受験生の得点力に直結するのです。

計算力の重要性

さらに、本書では試験で求められる計算力についても言及されています。計算ミスを防ぐためには、正確性とスピードが必要です。特に計算の正確性を維持しつつ、効率的に問題を解けるようになることが目標です。

正確性、スピード、暗算力

大山氏は、計算力を「正確性」「スピード」「暗算力」の3つの要素で構成しています。正確性が最も重要であり、少しの計算ミスが学習の妨げになることを理解しています。スピードアップのためには基礎をしっかり固め、特定の解法を暗記することを目指します。さらに、ほんの少しの暗算力を駆使して計算を効率化するトレーニングも行なわれます。