株式会社グリーンメチル、新たな医療従事者向けコーチング事業の開始
埼玉県さいたま市に本社を置く株式会社グリーンメチルは、医療従事者に特化したコーチング・組織支援事業を本格的にスタートさせる。2026年1月からは4つの専門プログラムを順次展開し、医療現場で直面する多様な課題解決を目指す。医師の意思決定支援から、教育・組織支援に至るまで、段階的に選択可能な支援体制を構築することを目指している。
医療現場が抱える課題
日本の医療現場は、診療技術や専門知識が高度化する一方で、運営や経営など周辺領域の負荷が増加している。診療報酬制度の制約や、医師やスタッフの獲得維持が難しい中、現場の状況は複雑化している。実際に、多くの医師からは以下のような不安の声が聞かれている。
- - 「当初の理念と現実が乖離していて、今後の方向性が不明瞭だ」
- - 「組織を変えたいのに、何から始めれば良いのか分からない」
- - 「保険診療に依存していては、将来的に経営が崩壊するのではないか」
医師が直面する問題は、単に診療にとどまらず、経営や人材マネジメント、組織の方向性など様々な要素が絡んでいる。このような中で、医学教育や既存の研修では、診療外の課題に関する考え方が不十分であり、医療機関が個々に試行錯誤を余儀なくされる構造が出来上がってしまっている。
グリーンメチルの支援アプローチ
グリーンメチルは、医療現場が抱える課題を3つのレイヤーに分けて捉え、それぞれに最適化した支援プログラムを提供するアプローチを採用している。
個人レイヤー
医師が自らの意思決定と向き合うためのサポートを行うプログラムが含まれる。
組織レイヤー
医療現場での人や組織の機能を高めるための教育や組織支援を行う。
社会レイヤー
学会や外部パートナーとの連携を通じて知見の普及を目指す。
これらのプログラムは、「押し付け」ではなく、必要な支援を選択できるように設計されている。さらに、認知科学や行動心理学などの知見を取り入れ、現場で実行しやすい支援を心がけている。
4つの専門プログラムの詳細
本事業では、以下の4つの専門プログラムを展開する。
1.
ドクターパーソナルコーチング
医師が思考・価値観を整理するための個別支援を行う。
2.
ドクタープロコーチングアカデミー
コミュニケーションスキルを向上させるための教育プログラム。
3.
クリニック経営変革プログラム
経営層の組織支援を行い、運営の土台作りを支援。
4.
教育コンテンツ開発・普及の取り組み
外部との連携を視野に、医師向け教育コンテンツの普及を推進。
これらのプログラムは、個別でも利用でき、ニーズに応じて組み合わせて活用することができる。
目指すべき変化
グリーンメチルは、医療現場が抱える課題を解決するための枠組みとして、以下の状態を目指す。
- - 医師が診療外の意思決定においても、整理しやすい環境を整える。
- - 組織運営の属人化を防ぎ、役割の明確化と運用基盤を構築。
- - 個人支援と組織支援を連携させ、現場に応じた支援設計を行う。
これにより、医療現場のスムーズな運営と医師の仕事への理解を深めることが期待されている。
結論
取締役COOの匂坂仁哉氏は、医師には多くの選択肢と責任が求められるが、それらを安心して考える支援の場が不足していると指摘する。グリーンメチルは、医師にとっての支援の場を潤滑にし、意思決定の質を保つための土台を作ることを目指している。今回提案する4つのプログラムを通じて、医療現場の変革を後押ししていく。
企業情報
株式会社グリーンメチルは2021年に設立され、医療クラウドサービスの開発運営を行っている。所在地は埼玉県さいたま市で、資本金は8730万円を超える。
今後、各プログラムの詳細についても順次発信していく予定である。