日本のアニメ音楽シーンをけん引する「ANIMAX MUSIX 2024 FALL」の熱狂

2024年11月23日、横浜アリーナにて行われた「Lemino presents ANIMAX MUSIX 2024 FALL」は、全72曲におよぶ大規模なアニソンライブイベントです。この年の「ANIMAX MUSIX」は15周年を迎え、アニメ専門チャンネルのアニマックスがNTTドコモと共に開催した祈念すべき公演でした。点火したのは、アニソンファンが待ちわびたトップバッター、南條愛乃の登場です。彼女は3曲を続けて披露し、観客のボルテージを一気に引き上げました。

続いて、GARNiDELiAが登場し、アニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』や『キルラキル KILL la KILL』の楽曲を堂々と披露。特に、彼らの“踊っちゃってみた”シリーズは全世界で1億回を超える再生数を誇り、パフォーマンスも観客を惹きつけました。

企画コーナーでは、ASOBI同盟が登場し、インドネシアでの成功を経て、さらなる魅力を発揮。様々なアーティストが続々と登場し、会場は一体感に包まれました。Sizukによる音楽プロジェクトはアニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』の楽曲を披露し、AYAMEの歌唱力に会場は興奮のるつぼ。

また、ASCAや鈴木このみがステージに立ち、過去のライバル関係を経て共演する様子も感動的でした。大渕野々花やsajou no hanaのパフォーマンスは新世代アーティストの力強さを見せつけるもので、アニソンの未来を感じさせました。

その後、人気キャラソン企画も用意され、各アーティストが個性豊かな選曲で観客を魅了。特に、GARNiDELiAによるTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の「Believe」は観客の心を掴みました。さらにDECADE（劇場版アニメ『ONE PIECE FILM RED』からの楽曲）は場内が大合唱に包まれる瞬間も。

この日、特に印象的だったのは、中川翔子がこのイベントの意義を語りながら自身の代表曲「空色デイズ」を歌ったことです。ファンにとって、彼女の登場は特別なものに違いありません。また、この公演のハイライトはシークレットアーティストの平野綾が登場し、観客の心を掴むパフォーマンスを見せた瞬間でもありました。

最後には、全出演者がステージに集結し、アニメ『とある科学の超電磁砲』の「only my railgun」を熱唱しました。感動のフィナーレにすべての参加者が一体となり、この特別な瞬間を締めくくる光景は、アニメ音楽の持つ力を証明するものでした。

「ANIMAX MUSIX 2024 FALL」の模様は、2024年11月30日から12月8日までの間、Leminoプレミアムで見逃し配信されます。アニメファンならずとも、参加したくなるようなこのライブイベントの感動を、ぜひともお楽しみください。アニソンの未来を感じる素晴らしいイベントでした。