アジア初のエグジット実現!リバーサイドが新たな投資戦略を示す

アジア初のエグジット実現!リバーサイドが新たな投資戦略を示す



2023年、アメリカのプライベートエクイティファーム、リバーサイドカンパニーは、日本において初めてのエグジット(投資資金回収)を成功させました。今回のエグジットでは、新潟の株式会社新総企と東京の株式会社マオスの保有株式を、アイ・シグマ・キャピタル株式会社が運営するファンドに譲渡しました。これにより、リバーサイドは日本を含むアジア市場での投資回収の新たなモデルを構築したとされています。

リバーサイドの戦略


リバーサイドは、主に2億ドル(約150億円)以下の成長企業に焦点を当てて投資を行う独自のアプローチを採用しています。世界最大規模のプライベートエクイティファームの一つとして、その資産残高は2600億円(約32億ドル)に達しています。リバーサイドのビジネスモデルは、優れた経営陣を持つ中堅企業に対し、大企業並みの経営資源を提供し、その結果としての企業の成長を支援することに重点を置いています。

今回のエグジットは、リバーサイドが新総企の事業承継問題を解決し、二社の統合を促進しつつ、従業員や経営者双方が成功できる環境を整えたことが背景にあります。これによって、リバーサイドの投資戦略が日本市場においても有効であることが実証されました。

プロジェクトの過程


リバーサイドは2008年に新総企に投資を行い、その後新潟および東京での成長を支援してきました。2009年には、東京での強固な基盤を持つ株式会社マオスを追加で買収し、両社を統合。増田社長が両社の経営を担うことになりました。そして、2012年には両社の企業価値の向上を図り、エグジットを実現しました。

増田社長は、リバーサイドからの外部的な視点と管理ノウハウの提供があったことを大いに評価しており、日々の経営は完全に任されていたと振り返っています。

経営者の声


新総企の創業者であり現在は会長を務める田伏靭夫氏も、リバーサイドの支援を受けて事業買収を行ったものの、当初はファンドに対して不安を感じていたことを告白しています。しかし、実際には新たな経営手法の導入によって事業は4倍に拡大し、また優秀な後継者を迎え入れることにも成功しました。特に従業員が生き生きとしていることが嬉しいと語っています。

今後の展望


このエグジットにより、リバーサイドは日本の中堅企業への投資の成功例を示しました。今後もリバーサイドは、日本市場において潜在的な成長力を持つ企業に対して積極的に投資していく考えで、さらなる事業拡大が期待されています。

リバーサイドの公式ウェブサイトでは、より詳細な情報や今後の投資先についても紹介されています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

リバーサイドカンパニーについての詳細は、公式サイト www.riversidecompany.com で確認できます。また、マーケティングおよびコミュニケーション担当マネージングディレクター、グレアム・P・ハーンズ氏へのお問い合わせは、電話216-535-2221またはメール [email protected] までご連絡ください。

会社情報

会社名
Riverside Company
住所
Terminal Tower, 50 Public Square 29th Floor, Cleveland, Ohio USA
電話番号

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