フルバケットシートの新たな選択肢「STRADIAⅢ Classic」が登場

愛知県東海市のBRIDE株式会社は、11月1日より新製品「STRADIAⅢ Classic」の受注を開始します。この新しいリクライニングシートは、フルバケットシートに匹敵するホールド性を保ちながら、リクライニング機能を搭載し、サーキットからストリートまで幅広く使用できるよう設計されています。

「STRADIAⅢ Classic」は、先代モデルのデザインである小径ベルトホールを採用しつつ、最新のフレーム剛性を融合しています。これにより、性能を徹底的に追求し、使いやすさも追求されています。また、背面シェルはハーフカバーとなっており、別売のシートバックプロテクターを装着する必要がなく、車検対応としても安心です。サーキットや高性能車において必要とされる安全性と便利さを兼ね備えているのです。

さらに、本製品は同社が7月に発表した「ZETAⅣ Classic」と組み合わせても使用でき、左右の座席での装着が推奨されています。デザイン面では、ブラックのシートにホワイトのBRIDEロゴとゴールドのClassicロゴ、グレーのダブルステッチが施され、見た目にもこだわりが感じられます。

製品の詳細としては、価格は231,000円（税込）で、スタンダードクッションとロークッションの2種類が提供されます。これらは日本製で、難燃生地を使用し、保安基準にも適合しています。特に特筆すべきは、着座センサーも搭載している点です。これは、車種によって対応できない場合もありますが、先進的な機能として注目されています。

重量は約14.2kgであり、車両への取り付けには別売の車種別シートレールが必要です。適合するシートレールにはRO、RB、RK、LRがあり、車種によって異なるタイプ設定が行われています。具体的な商品仕様はBRIDE公式サイトや取扱店で確認可能で、製品名や品番、JANコードなど詳しい情報が得られます。

BRIDEは1981年に設立され、自動車レース用シートのメーカーとして34年以上の歴史を有し、年間1万2千脚を供給する実績を持つ企業です。国内外で広く認められたスポーツシートメーカーとして、人々のニーズに応える製品展開を行い続けています。運転を楽しむすべての人に向けて、より快適で安全な運転を実現する革新を追求しています。今後もBRIDEの動向に注目が集まるでしょう。