新技術で環境負荷軽減
2026-09-04 11:41:39

RC床スラブの木質化で環境負荷を軽減する新技術について

RC×木ハイブリッドスラブ工法の概要



株式会社長谷工コーポレーションが開発した「RC×木ハイブリッドスラブ工法」は、RC(鉄筋コンクリート)造の建物における木質化と施工の効率化を両立させる革新的な技術です。この新工法は、RC150㎜の床スラブに木部材を組み合わせることで、RC200㎜の床スラブと同等の遮音性能を確保しつつ、環境に優しい床構造を実現します。

本工法では、モデルプランを用いて木部材を活用することによって、1㎡あたり42kgのCO₂貯蔵量が期待できるため、環境負荷を大きく軽減することが可能です。さらに、床スラブの軽量化により、建物全体の荷重が低減され、天井施工も効率化されるため、施工現場の労力も大幅に削減されます。木材の暖かさや質感を取り入れた空間は、入居者や利用者にとっても心地良い環境を提供します。

具体的な施行計画



基本性能の検証が完了したことを受けて、長谷工コーポレーションは新築賃貸マンション・事務所の複合施設「(仮称)横浜市中区本町計画」において、本工法の採用を計画しています。これは、RC14階建てのビルで、2029年1月の完成を予定しています。

本工法の独自性



これまで一般的なRC床スラブは遮音性能に基づいて設計されるため、その厚さが決定されていました。しかし、代表的な技術では木部材を型枠及び仕上げ材として利用することで、RCの耐火性や構造的強さを維持しつつ、木材による遮音性能と断熱性能を加えることができるのです。

長谷工コーポレーションは、木パネルとそのリブ形状について試験を重ねてきました。これにより、RC150mmスラブと木部材のハイブリッド構造がRC200mmスラブと同等の遮音性能を達成することが確認されています。

環境への配慮と企業理念



この新技術は、長谷工グループが目指す2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた「HASEKO ZERO-Emission」という戦略の一環でもあります。会社は木造化・木質化の推進に力を入れており、木材を使用した共用棟や、RCと木材のハイブリッド構造のマンションの展開を行っています。特に、建材以外の部分において木質化を進めており、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

この取り組みはただ環境負荷を減らすだけでなく、都市に住む人々の生活の質を高め、最適な生活環境を提供することを目指しているのです。

長谷工コーポレーションの取り組みは、装飾的ではなく本格的な環境対策であり、多くの企業が見習うべき模範的な姿勢でもあります。これからの建築業界でこの技術がどのように広がっていくのか、注目です。今後の進展が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社長谷工コーポレーション
住所
東京都港区芝二丁目32番1号
電話番号
03-3456-5451

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