アイスクリームとまほうびんの歴史を探る企画展
象印マホービン株式会社が運営する「まほうびん記念館」では、2025年11月11日から2026年5月8日までの間、「アイスクリームとまほうびん~その歴史と知られざる関係を探る~」という企画展を開催します。本展では、日本におけるアイスクリームの発展と、そこにおけるまほうびんの重要な役割を紹介する内容となっています。
企画展に込められた思い
この企画展は、単にアイスクリームの歴史を振り返るだけでなく、その過程でどれほどまほうびんがアイスクリームの保存や移動に貢献してきたかを理解する場を提供します。冷蔵庫や保冷剤が一般的でなかった時代、まほうびんはアイスクリームを楽しむための必需品でした。
日本におけるアイスクリームの始まり
アイスクリームの歴史は江戸末期にさかのぼります。1869年、横浜で日本初のアイスクリームが製造され、以降、文明開化の波とともに日本人の生活に根付いていきました。これにより、アイスクリームは段階的に広まり、多くの人々に愛される存在となりました。
レストランとまほうびんの関係
鹿鳴館でアイスクリームが提供されるようになると、洋風レストランのメニューにアイスクリームが加わり、これは当時のファッションフードとなりました。この流れの中で、持ち運び用のアイスクリーム用まほうびんの普及が進みました。特にこの時代の人々にとって、アイスクリームを精巧に持ち帰るためのソリューションを提供したまほうびんの存在は大きいものでした。
戦後のアイスクリーム普及とまほうびん
戦後には、アイスキャンディ売りからより多くの家庭にアイスクリームが普及し始め、その後1955年からは本格的なアイスクリームの量産が始まりました。この流れの中で、大型のまほうびんストッカーが商業用途に広がり、アイスクリームの貯蔵においてなくてはならない存在となりました。
記念館の概要
「まほうびん記念館」は、大阪市北区天満に位置し、象印マホービンの本社の1階にあります。搬入された展示物は、来場者がアイスクリームの 역사とともにまほうびんとの関係を楽しみながら学べる内容です。
- - 開館日: 開館時間は午前10時から午後4時まで、休館日には土日祝日があります。
- - 入館料: 無料で、事前予約制です。見学時間は約50分、最大10名までのグループでの見学が可能です。
また、詳細な情報は公式ウェブサイトでも確認できるため、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
この展示は、アイスクリーム好きの方にもそうでない方にも楽しめる内容であり、まほうびんがどのように私たちの食文化に影響を与えてきたかを知る良い機会となるでしょう。