HATALUCKとリーガル・リテラシーが提携
株式会社HataLuck and Person(以下HATALUCK)は、飲食店における労務改善を手掛ける株式会社リーガル・リテラシーと業務提携を結びました。この提携により、両社はそれぞれの持つAI技術を駆使し、サービス業における人材の採用から定着、戦力化までを全面的にサポートすることを目指します。
背景
日本のサービス業、特に飲食業界では、2030年には約60万人もの人材不足が見込まれています。リーガル・リテラシーの調査によれば、飲食業で初月に退職するアルバイト・パート社員は12%にも及び、初日に辞める人も含めると、早期離職の問題が深刻です。こうした状況において、社員の出勤頻度が減少傾向にあるため、働き方の多様化を受けて改善が求められています。
提携の目的
HATALUCKとリーガル・リテラシーは、採用後3か月以内の早期離職防止と、その後のエンゲージメント向上を実現するための取り組みを開始します。この提携によって、労務改善のノウハウを生かし、採用から長期的な定着へとつなげるソリューションを開発する予定です。
人材定着の取り組み
具体的には、リーガル・リテラシーの提供する「労務AI」とHATALUCKの「はたLuck」を活用し、アルバイト・パート社員がスムーズに定着するためのトータルサポートを行います。
労務DXツール「労務AI」
このツールは、約25万人の勤怠データベースを基に職場の離職リスクを特定し、店長に対して具体的な対策を提案。早期離職の防止を図るほか、職場環境の改善を促進します。
職場DXアプリ「はたLuck」
アルバイト・パート社員を対象に職場に関するアンケートを実施し、結果をAIで分析。このプロセスにより、職場ごとの組織課題を明確化し、改善施策を提案します。また、エンゲージメントの向上を図ることで、3か月以降の定着を目指します。
代表のコメント
HATALUCKの代表取締役CEO、染谷剛史氏は「リーガル・リテラシーの黒部社長と意気投合し、店舗の労務問題が早期退職の要因であることを痛感しました。今回の提携では、生産性の高い職場作りを実現できる可能性が広がります」とコメント。
一方、リーガル・リテラシーの代表取締役社長、黒部得善氏は「飲食業は常に人手不足とされていますが、それに反して社員が辞める理由が存在しています。この提携によって、労働環境の質を高め、社員が生き生きと働ける職場の実現に向けて一歩踏み出します」と話しました。
企業概要
株式会社HataLuck and Person
- - 本社所在地: 東京都中央区日本橋富沢町9−4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町4F
- - 代表者: 染谷 剛史
- - 創業: 2017年3月
- - 事業内容: 店舗・商業施設DXアプリ「はたLuck」の開発・販売
- - コーポレートサイト: Hataluckコーポレートサイト
- - サービスサイト: Hataluckサービスサイト
株式会社リーガル・リテラシー
- - 本社所在地: 東京都渋谷区宇田川町42−10 高橋ビル1階
- - 代表者: 黒部 得善
- - 創業: 2002年12月
- - 事業内容: 多店舗展開サービス業における労務管理運用のサポート
- - コーポレートサイト: リーガル・リテラシー公式サイト