緊急事態宣言下での新しい移住スタイルとフェアの行方

緊急事態宣言と新たな移住の形

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が再び発令されたことによって、都市での生活に不安を感じる人々が増えています。医療現場のひっ迫や経済の停滞が続く中、便利な都市生活のデメリットが際立ち、地方移住に対する関心が高まっています。

この背景の中、地方移住を希望する人々に向けた「第3回オンライン全国移住フェア」の開催が決定しました。対面型のイベントが多くを閉じられる中、オンライン形式で地方自治体との交流を図ることが可能となり、移住希望者にとっては新たな選択肢が生まれています。特に、リモートワークやワーケーションの普及により、「コロナ移住」と呼ばれる新しいニーズが顕在化しました。

フェアの魅力

今回のオンライン移住フェアでは、先輩移住者たちによるトークイベントや、注目の「田舎暮らしマネーセミナー」が初開催されます。多くの人が関心を寄せる家計の話や田舎暮らしの具体的なノウハウを学ぶ機会となっています。講師は、移住経験を持つファイナンシャルプランナーいずたに氏が登壇し、参加者が実際に運用できるワークシートも提供される予定です。このセミナーを通じて、田舎での暮らしが持つリアルな側面を知ることができます。

さらに、全国の「映え」スポットを集めた「みんなのフォトギャラリー」では、知名度の高い地域だけでなく、まだ知られていない魅力的な町の風景やグルメを発見する楽しさが広がります。こうした情報は、移住を検討する上での新たな視点を提供し、参加者にとって理想の暮らしにつながるかもしれません。

オンライン移住相談

移住希望者は、ZOOMを使った個別相談で各自治体と直接対話が可能となります。プライバシーを考慮し、各出展団体が個別のZOOM会議を設定。全国19道府県、そして46の団体が出展する予定で、前回同様、地方からの声を全国に届ける機会となります。

このオンラインイベントは、特に地方に在住する子どもたちにとっても重要な意味を持っています。「地方でも全国規模のイベントを実現できる」というメッセージは、彼らの未来に希望をもたらすことでしょう。