日本最大級のオンラインギャラリーが石川工芸を特集
株式会社オープンドアが運営する日本最大級のオンラインギャラリー「GALLERY JAPAN」が、2025年9月18日に「石川工芸特集」を公開しました。この特集は、公益社団法人日本工芸会石川支部との協力により実現し、石川県にゆかりのある45名の工芸作家の作品を紹介しています。
石川工芸特集の魅力
特集に参加している作家の中には、人間国宝に認定された川北良造氏、吉田美統氏、中川衛氏、小森邦衞氏、山岸一男氏の5名が含まれています。これらの作家たちが手がけた作品は、漆芸、陶芸、染織、金工、木工、人形にわたります。
石川県の伝統的な工芸技術は、加賀百万石の時代から今日に受け継がれており、今回の特集ではその伝統が現代の感性と融合した新しい美が表現されています。各作品はオンラインで購入も可能で、売上の一部は石川の工芸の復興支援に寄付される予定です。
日本工芸会とは
公益社団法人日本工芸会は、重要無形文化財保持者を中心とする団体で、伝統工芸を守り、育成することを目的としています。工芸展の開催や伝承事業を行い、工芸技術の保存・伝承を進めています。日本工芸会は、昭和29年から毎年、文化財保護法に則った「日本伝統工芸展」を主催し、優れた伝統工芸の発展に寄与しています。
GALLERY JAPANの役割
「GALLERY JAPAN」は、約2,000名の工芸作家が参加している日本最大級のオンラインギャラリーです。ここでは、日本の美を世界に発信することを目的として、陶芸、染織、漆芸など多岐にわたる工芸作品を紹介しています。作家のプロフィールやスタイルについての情報も発信されており、購入希望者にとって利用しやすい環境が整っています。
特集に登場する作品
石川工芸特集では、以下のような特筆すべき作品が掲載されています:
- - 釉裏金彩四君子丸紋香炉(吉田美統)
- - 網代小箱(小森邦衞)
- - 沈金象嵌合子「間垣晩秋」(山岸一男)
- - 神代欅造透嵌装鉢(川北良造)
- - 象嵌朧銀花器「春・天空」(中川衛)
など、各作品が持つ美の深さに触れることができます。
まとめ
日本の伝統工芸が持つ美しさや技術を再発見できるこの特集は、伝統から現代に伝わる美の力を感じるための貴重な機会です。工芸作家たちの熱い想いが込められた作品が一堂に会するこの特集、ぜひ訪れてみてください!