メレリオが紡ぐ宝石の物語
フランス最古のジュエリーブランドであるメレリオは、その豊かな歴史と共に、14代目の当主ロール=イザベル・メレリオによって新たな息吹を吹き込まれています。彼女は、自然やイタリアのロンバルディア州から受けたインスピレーションを元に、洗練されたデザインを展開しています。
イタリアのルーツとフランスの暮らし
メレリオ家はイタリアにその起源を持ちつつ、フランスで長年にわたり宝石作りの伝統を守り続けています。ロール=イザベル・メレリオは、彼女自身のアーティスティックな才能を活かし、ジュエリーを通じてフランスとイタリアの歴史を体現しています。「メレリオの宝石を手にすることは、歴史の一部を手に入れることと同じです」と彼女は語り、その哲学こそがメレリオの特別な魅力となっています。
創造の源とデザイン哲学
ロール=イザベルは、デッサンやインテリアデザインを学んだ後、インテリアデザイナーとしての経験を持ちながら、2016年にメゾンのアーティスティック・ディレクターに就任。彼女は彼女のルーツであるロンバルディアの自然、光、そして造形美からインスピレーションを受け、自身のファインジュエリーコレクション「ミューズ」を生み出しました。遊び心と個性を感じさせる彼女の作品は、素材や宝石の組み合わせにこだわりが光ります。
宝石と歴史の融合
メレリオは、マリー・アントワネットやジョゼフィーヌ、ウジェニーといった歴史的な顧客に親しまれ、「王妃たちの宝石商」としても知られています。今現在も家族経営を続け、5世代にわたる哲学やビジョンを受け継いでいます。彼女の手がけるジュエリーは、過去のデザインとの対話を持ちつつも、新たな生命を吹き込まれています。特に「ミューズ」コレクションに込められた女性への賛美には、特別な意義があります。
新たなコレクションの誕生
2022年2月には「ミューズコレクション」がオンライン限定で販売されるなど、現代に生きるデザインを進化させています。そして、2023年6月24日より、メレリオの店舗でも新作リヴィエラコレクションがデビューし、多くのファンに受け入れられる準備が整いました。
自然とアートの調和
ロール=イザベル・メレリオが描くジュエリーは、彼女自身の感性のみならず、メレリオ家の長い歴史が生きた証でもあります。彼女の作品を身に着けることで、フランスとイタリアの歴史と自然の美しさを感じることができるでしょう。「私にとって、メレリオのスタイルは控えめでありながら、非常に洗練された優雅さを持ち、まさにパリのシックさを体現しています。」と彼女は述べています。
ぜひ、公式サイトから彼女の魅力的なジュエリー作品をご覧になって、その特別な輝きを感じてみてください。
メレリオ公式HP