エレコムとCULUMUが共創する未来のインクルーシブデザインの形
2026年5月26日、エレコム株式会社とインクルーシブデザインスタジオCULUMUが共催するオンラインウェビナーが開催されます。このウェビナーは、視覚障害者のニーズに耳を傾け、彼らの声を具体的な製品開発へと結びつける過程を話し合う貴重な機会です。
インクルーシブデザインの背景
ウェビナーのテーマは、「N=1の『切実な声』を万人の価値に変える製品開発」です。この言葉には、視覚障害者がスマートフォンの充電切れを危惧し、日常生活で直面する課題に向き合う姿が込められています。エレコムの初のインクルーシブデザイン製品である「触覚で残量がわかるモバイルバッテリー」は、まさにこのニーズから誕生しました。
プロジェクトは、一人の視覚障害者との対話からスタートし、その中で得たインサイトがどのように具体化されたのかをお話しします。視覚障害者にとっての「充電切れ」は、単なる不便さを超え、「世界との切断」に等しいのです。この切実な声に耳を傾け、エレコムは「Better being」という企業のパーパスを体現しようとしました。
開発プロセスの核心
ウェビナーでは、エレコムの製品開発チームがどのように「障害当事者のため」だけではなく、普遍的な価値を持つ製品へと昇華させたのかについても詳しく説明します。開発チームは、当事者のリアルな声やニーズに焦点を当て、無意識のバイアスを取り払うことに努めました。このプロセスでは、初期仮説を立て、迅速なプロトタイピングを実行に移し、実際に製品化していくまでの試行錯誤があったのです。
「残量がわからない不安」といった当事者の声を理解し、色やキャラクターデザインが持つ情緒的価値に気づくことで、デザインはさらに洗練されていきました。ここでは「見えない人に色は関係ない」という固定観念を打破する重要性も強調されます。
持続可能なビジネスへの道
また、製品のパッケージ再設計においても、「売れなければ廃盤になり、当事者の生活を守れない」というビジネスの現実に向き合います。開封しやすさとセキュリティを両立させるための工夫や、それに付随するビジネスモデルのアイデアも紹介される予定です。これにより、商品の価値がどのように社会に実装されていくのか、深く掘り下げることができるでしょう。
参加をおすすめしたい方々
このウェビナーは、特定のユーザーの声を基に汎用性のあるヒット商品を生み出すための開発プロセスに興味がある担当者、障害当事者の声を超えて本質的な「困りごと」を理解しUI/UXに反映させたいデザイナー、そして企業のパーパスを実事業として実現したいリーダーや経営層に特におすすめです。
ウェビナー開催概要
- - 日時: 2026年5月26日(火)13:00〜14:00
- - 形式: オンライン開催(Zoom)
- - 参加費: 無料(事前予約制)
- - 登壇者: 佐伯綾子氏(エレコム株式会社)、佐藤徹(当事者発想ラボ)
- - 詳細・お申し込み: ウェビナーへの参加はこちら
このウェビナーは、製品開発における真のインクルーシブデザインの実現に向けた挑戦について多くのことを学べる貴重な期間になるでしょう。
共創による新しい価値の創造が、すべての人々にどのような影響を与え、展開されていくのか、ぜひご参加いただき、一緒に考えてみてはいかがでしょうか。